「FOREVER 21」が日本に再進出 伊藤忠商事がライセンス取得、アダストリアのECサイトで23年2月から販売

伊藤忠商事は9月21日、米国のAuthentic Brands Group LLC（ABG）が保有する「FOREVER 21（フォーエバー トゥエンティーワン）」の日本における販売権、マスターライセンス権を取得したと発表した。2023年2月から、アダストリアの自社ECサイト「.st」での販売を開始する。同年春には実店舗も開設する予定だ。

「FOREVER 21」は、30年以上の歴史を持つ米国・ロサンゼルス発のファッションカジュアルブランド。日本では2009年に1号店を出店し、話題を集めたものの、2019年に完全撤退していた。ただ、2020年にABGが「FOREVER 21」を取得して以来、世界主要国で事業を拡大している。現在は、世界で570店舗以上を展開しており、店頭表現をリニューアルし、サステナビリティや社会貢献へのアプローチを積極化している。

2023年2月、アダストリアの子会社であるGate Win（ゲートウィン）を通じて国内販売を開始する。アダストリアの自社ECサイト「.st」での販売を皮切りに、同年春には第一号店を出店する計画。ECでの拡販と計画的な出店を展開する。

伊藤忠商事は今後、ABGと協業しながら、ブランドビジネスに関する幅広い知見やネットワークと、アダストリアやGate Winの持つサプライチェーンマネジメントや店舗開発力、自社ECサイトなどファッション事業に関する強力なノウハウを活用し、日本における「FOREVER 21」の展開拡大に取り組む。5年後には上代売上100億円を目指す計画だ。