2022.09.22

プレミアアンチエイジング、通販売上は8.4%増の241億円 新規獲得が好調、「デュオ」以外も成長

プレミアアンチエイジングの2022年7月期の通販売上高は、前期比8.4%増の241億5000万円となった。アンチエイジングブランド「カナデル」やヘアケアブランド「クレイエンス」などが好調だったという。
 
主力ブランド「デュオ」に依存した事業構造から脱却できたことが、増収の要因となったとしている。「デュオ」以外の複数ブランドの売り上げが成長したという。「カナデル」「クレイエンス」などのブランドの売り上げが通販で伸びた。新規顧客の獲得にも寄与したとしている。
 
クレンジングバームブランド「デュオ」は、同社の売り上げの82%を占めている。一方で、競争激化により、「デュオ」の売上高が想定よりも減少したという。特に、利益率の高いリテールが苦戦しているという。
 
2021年8‐10月期(第1四半期)において、広告規制の影響で積極的な広告投資ができなかったことも、通販事業の成長の足かせになったとしている。

2022年7月期の全社売上高は、前期比3.3%増の339億1100万円となった。同期の営業利益は前年同期比48.4%減の24億1400万円、経常利益は前期比44.7%減の25億7200万円となった。
 
利益率が高かった卸販売の売り上げが減少したことや、販管費が増加したことが、大幅な減益の要因になったとしている。販管費は前期比11.3%増の242億1400万円となった。
 
販管費においては、「業務委託費」が前期比20.5%増の57億8700万円となった。業務委託費の増加分について、その約半分は、通販の売り上げに連動する変動費により増加したものだという。「基幹システム」「CRM施策」の強化に伴うシステム投資による費用の増加もあったという。上半期の海外投資も、費用面に影響を与えたとしている。
 
販管費のうち、「広告宣伝費」は同0.8%増の129億2000万円だった。




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