フェイスブックが提供する画像・動画のSNS「Instagram(インスタグラム)」は4月27日、お気に入りの飲食店からスタンプやアクションボタンを通じて、料理のデリバリー注文機能を日本でも導入すると発表した。この機能は新型コロナウイルスの影響を受けている中小ビジネスを支援する取り組みの一環として、4月中旬に米国とカナダで先行して導入したもの。日本国内でも数日前から順次展開を始めており、無料で利用できる。
飲食店は、Instagramストーリーズの投稿で「料理を注文」スタンプを受け付けたり、プロフィールにアクションボタンを追加したりできるようになる。利用者はスタンプやアクションボタンをタップすると、飲食店が設定したプラットフォームのページが表示され、注文を完了できる。
「料理を注文」スタンプを選択して販売設定プロフィールに「料理を注文」ボタンを追加できる飲食店が導入するためには、ビジネスプロフィールを利用しているアカウント(ビジネスアカウント)を取得し、本機能の国内パートナーであるUber Eatsに加盟していれば、スタンプの利用やアクションボタンの設定は無料で行うことができる。Instagramアカウントの開設やビジネスアカウントの設定も無料だ。
ユーザーがお気に入りの飲食店をサポートしたい場合は、ストーリーズ投稿に追加した「料理を注文」スタンプを自分のアカウントでシェアすることも可能。ストーリーズ投稿の右下に表示される紙飛行機アイコンをタップすると、「料理を注文」スタンプを自分の投稿でもシェアできるという。
右下の飛行機マークでシェアできる新型コロナウイルスの影響が広がっていることを受け、フェイスブックでは現在、中小ビジネスが営業を継続できること、顧客との繋がりを維持できること、最新情報を伝える手段を提供すること、という3点を重視してさまざまな取り組みや機能の開発を行っている。
「Instagram」では、個人の利用者と同じようにビジネスも無料でアカウントを開設し、手軽に情報を発信したり、ショッピング機能などのツールを利用してビジネスを成長させることができる。国内でも外出自粛によって営業の継続が難しくなったり、売り上げが減少したりしている飲食店が増えており、すでに多くの店舗が「Instagram」を活用してデリバリー情報などを顧客に発信している。今回のアップデートにより、料理の注文というアクションに至るまでをスムーズに「Instagram」上で完結できるようになる。
料理注文機能の詳細は
コチラ