2022.09.11

UniCask、蒸留酒の『たる』をNFT化 第1弾商品は販売開始から9分で完売

UniCask(ユニカスク)は、蒸留酒のたるをNFT化した「CASK NFT」を提供している。たるの中の蒸留酒は、一定期間後、「CASK NFT」と交換することができる。

同社は、蒸留酒のたるを小口化し、NFTをひも付けている。蒸留酒のたるのNFT「CASK NFT」を購入できるウェブサイト「UniCask」を提供している。支払いには、仮想通貨「Ethereum(イーサリアム)」だけでなく、クレジットカードも使用できる。

蒸留酒は、たるで一定期間熟成した後、ボトリングするそうだ。「CASK NFT」の所有者は、酒と交換することが可能だという。熟成する期間は、商品により異なるそうだ。

「『酒好き』の人からの購入が大部分を占めている」(クリス・ダイ代表)と話す。


▲クリス・ダイ代表

昨年12月に発売した第1弾の「CASK NFT」は、「シングルモルトスコッチウイスキー スプリングバンク 1991年(Genesis Cask)」。約4000万円分が、一般販売を開始後9分で完売したという。

今年7月28日には、「CASK NFT」にひも付くたるの第5弾として、「シングルモルトジャパニーズウイスキー『羽生(はにゅう)』 2022年ビンテージ」の販売を開始した。同たるの酒は、100口に分割し、その100分の1に対応する「CASK NFT」を100個発売したそうだ。金額に換算すると500万円分だというが、発売開始後90分で完売したという。

同たるは10年熟成し、2032年にボトリングを行う予定だという。「2032年に『CASK NFT』を所有している人は、10年熟成のシングルモルトジャパニーズウイスキーと引き換えることができるようになっている」(同)としている。

完売しているが、NFTであるため、二次流通している「CASK NFT」を購入することも可能だという。コミュニティー作りにも注力しているそうだ。





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