2022.08.13

【インタビュー 】エアークローゼット 天沼聰CEO「ファッションサブスクで新規上場 22年6月期の売上高は33億円超に」


エアークローゼットは、定額制ファッションレンタルサービス「airCloset(エアークローゼット)」を中心に、複数の事業を運営している。同社は7月29日、東京証券取引所グロース市場へ新規上場を果たした。「エアークローゼット」の強みや、今後の展望について、同社の創業者である天沼聰社長兼CEOに話を聞いた。



――ファッションサブスク「エアークローゼット」について聞きたい。

「エアークローゼット」は、スタイリストが顧客ごとにコーディネートした洋服を毎月届けるサービスだ。「着用シーン」や「好みのスタイル」「サイズ感」など、顧客がサイトで登録した情報をもとに、スタイリストが「パーソナルスタイリング」を行う。気に入ったアイテムは、買い取りもできる。

「エアークローゼット」では、お客さまが新しいファッションと出会えるようにする。コーディネートに悩む時間をなくすこともできる。そうした点が「エアークローゼット」の特徴であり強みの一つだ。

「エアークローゼット」というサービスの収益構造をみると、安定して発生する、月額会費と送料による売り上げが79.3%を占めている。安定した事業モデルで成長を続けている。

当社の事業の中核は「エアークローゼット」だが、提案型ファッションECサイトや、実店舗のファッションレンタルショップも運営している。ファッション以外の分野では、メーカー公認の月額制レンタルモールも手掛けている。

――直近の業績は?

2021年6月期の売上高は、前期比24.7%増の28億8700万円となった。2022年6月期の売上高は、前期比16.1%増の33億5200万円になると見込んでいる。

2022年3月末時点で、無料会員数は70万人、月額会員は3万2000人に到達した。半年以上契約を継続しているロイヤル顧客の率は50%以上となっており、長く続けてくださるお客さまが、積み上がりつづけている状態だ。

RECOMMEND合わせて読みたい

RELATED関連する記事

RANKING人気記事