2020.04.24

「giftee」が先払いで店舗を支援できる応援チケット販売 第1弾は「日比谷花壇」「幸楽苑」

eギフトプラットフォーム事業を展開するギフティは4月22日、新型コロナウイルスの影響による来店者数の低下に苦慮する事業者に向けた店舗応援プロジェクト「お店の未来にエールをおくろう」を開始した。「giftee」のウェブサービスおよびアプリにて、店舗での商品やサービス購入に使用できる「店舗応援チケット」を販売。第1弾は「日比谷花壇」「幸楽苑」の2ブランドの「店舗応援チケット」を販売する。

事態収束後にも利用可能なチケットを先払いで購入してもらうシステムを提供することで、店舗の存続を支援する。「店舗応援チケット」の販売期間は新型コロナウイルスが収束し、店舗の営業が正常化するまでの予定。


応援チケットで店舗に先払い

従来は家族や友人などにeギフトを贈る手段を提供している同社だが、店舗を応援し、存続に向けエールを送ることを目的に企画した「店舗応援チケット」は、自家需要向けとして販売する。販売開始時点では、休業や営業時間の短縮などにより即時引き換えが難しい店舗もあるが、先行して「店舗応援チケット」を購入し、事態が収束した後に利用するといった使い方を想定。そのため従来のeギフトでは購入から2~3カ月後の月末に設定している利用期限を、「店舗応援チケット」では5カ月後の月末(ブランドにより異なる場合もあり)と長期に設定している。

新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言の発令により、飲食・小売・サービス等の事業者では、営業自粛および来店客数の低下を背景とした売上の大幅な減少傾向が続いている。こうした厳しい経営環境下において、日頃より各事業者のeギフトを販売する企業として経営継続の一助となる施策を検討してきたとし、「店舗応援チケット」の販売においては施策にかかる費用の一部を負担するとしている。

「店舗応援チケット」販売開始時の対象ブランドは、「日比谷花壇」「幸楽苑」の2ブランド。「日比谷花壇」では、500円、1000円、2000円、5000円、お好きなバラ1本の5種類のフラワーチケットを販売。「幸楽苑」では、500円と1000円の2種類の幸楽苑ギフトチケットを販売する。


日比谷花壇と幸楽苑が先行して導入

チケットを購入した消費者は、新型コロナウィルス感染症拡大の収束後、該当店舗へ来店し、会計時にスマートフォンなどから交換画面を提示することで商品と引き換えできる。「giftee」のデジタルメッセージカードの仕組みを利用して、購入者が店舗にメッセージを送ることも可能となっている。なお対象ブランドは、今後も順次追加予定としており、施策に参画する事業者の募集を行っている。


「店舗応援チケット」販売サイト

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