2022.07.19

海外向けお菓子サブスクを提供するICHIGO、「クールジャパン・マッチングアワード2022」でリーディングエクスポート特別賞を受賞

ICHIGO 近本あゆみ社長(前列右から2人目)

海外向けに菓子のサブスクを提供するICHIGOはこのほど、「クールジャパン官民連携プラットフォーム」主催の日本の魅力を深めて発信するアウトバンド・インバウンド等の取組を表彰する「クールジャパン・マッチングアワード2022表彰式」において、リーディングエクスポート特別賞を受賞したと発表した。自治体との連携や日本の魅力を発信する取り組みが評価されての受賞となった。

ICHIGOは、日本の文化や魅力を世界へ発信するべく「世界中をJAPANにする」というミッションを掲げ、お菓子のサブスクリプションサービスを中心に事業を展開。「キットカット」やポテトチップスなどの人気スナックやジュースを詰め込んだ看板サービス「TOKYO TREAT」に加えて、2021年3月からスタートした「Sakuraco」は、地方で歴史を築き上げてきた老舗メーカーの和菓子とお茶を詰めたオリジナルボックスを取り扱っている。

7月14日にクールジャパン戦略を推進するために設立された「クールジャパン官民連携プラットフォーム」が開催する「クールジャパン・マッチングアワード2022表彰式」において、リーディングエクスポート特別賞を受賞した。

「クールジャパン・マッチングアワード2022」は、日本の魅力を深めて発信するアウトバンド・インバウンド等の取組を表彰するイベント。新しいスタイルが広がる世界に向けて、食やコンテンツ、ものづくりや伝統文化などの日本の魅力の更なる展開が求められてるとし、分野・地域が連携し、日本の魅力を深めて発信する取組を募集。令和4年2月15日~3月8日の応募期間に応募があった63件から審査会にて先行を実施した。先進的なクールジャパンの取組を表彰することで、新しい世界に向けたクールジャパンの取組の知恵や実績を結集・共有し、連携の拡大の機会となることを期待するとしている。

ICHIGOの提供する「Sakuraco」は、日本のユニークで洗練された食文化をスナックやスイーツという親しみやすい媒体を通して世界に広めること、小さなお菓子メーカーの魅力を海外に伝えることをミッションに掲げるお菓子のサブスクサービス。京都や沖縄、北海道など外国の方から人気のエリアを中心に、地方で歴史を築き上げてきた老舗和菓子メーカーの商品を取り扱う。

コロナ禍において、インバウンドが激減して困窮する企業と積極的に連携し、日本の文化に特化したBOXを展開するほか、神奈川県や京都府など自治体とも連携し、県内メーカーの製品を詰め合わせたオリジナルボックスやオリジナル商品の開発。全世界へ日本の文化や魅力を発信している。サービス開始から約1年で16万個以上のオリジナルボックス、320万個以上のお菓子を販売し、2022年3月までに全国60のメーカーに取引を広げてきた。

こうした取り組みにおける海外に向けた圧倒的な販売実績や、SNSを活用したユーザーコミュニケーションの取り方に加え 「Sakuraco」を通じて日本の伝統的なお菓子メーカーのドキュメンタリーまでを考えた事業の深さが評価され、受賞に至ったとしている。

ICHIGOは今後も自治体やメーカーとの連携を強化するとし、2022年12月までに8つの自治体との連携を予定している。さらにインバウンドに関する取り組みも強化していく考えを示した。

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