2022.07.09

PATRA、「シンサンマーケット」運営のDealiciousと提携 韓国の東大門市場からの輸入をサポート

PATRAの海鋒健太CEO(右)

PATRAはこのほど、韓国のBtoBアパレルマーケットプレイス「シンサンマーケット」を運営するDealiciousと業務提携を締結した。日本における戦略的パートナー企業となり、PATRAが運営するアパレルブランド支援サービス「PATRA OWNERS」の利用者に「シンサンマーケット」を提供する。これにより「PATRA OWNERS」の利用者は、スマホで簡単に韓国東大門市場の商品を輸入できる。PATRAの持つ韓国倉庫で検品、流通加工、輸入手続きなどを実施し、「シンサンマーケット」の容易な利用をサポートする。

PATRAは、月間55万人が利用するソーシャルコマースプラットフォーム「PATRA MARET」と、D2Cブランド支援サービス「PATRA OWNERS」を運営。「PATRA OWNERS」では、仕入や配送などPATRAが持つオペレーションやシステムを利用でき、誰でも簡単にブランド運営を行うための機能を提供している。

このほど、韓国のBtoBアパレルマーケットプレイス「シンサンマーケット」を運営するDealiciousと業務提携し、日本における戦略的パートナー企業として、「PATRA OWNERS」ユーザーに「シンサンマーケット」の提供を開始した。


▲DealiciousとPATRA、PATRA KRの日韓共同チーム

本連携により「PATRA OWNERS」の商品仕入れに関して、「シンサンマーケット」を活用した韓国東大門市場からの商品仕入、韓国の生産工場を活用した商品生産、既製品に対する刺繍やプリントを活用したセミオーダー商品のメニューを提供。さらに年内には、韓国倉庫を活用したフルフィルメントサービスの提供も予定している。

2、3枚からの小ロットでの仕入れに対応しており、最短10日ほどで納品が可能。PATRAの持つ韓国倉庫で検品、流通加工、輸入手続きなど全てを実施するため、韓国東大門市場の商品を個人でも簡単に輸入することができる。

PATRAが運営する「PATRA MARKET」への商品出品を通じて、商品販売や配送CSのフルフィルメントサービスを提供しているため、ブランド運営に関するバックオフィス業務を全てPATRAに委託することも可能だ。

2013年7月にリリースした「シンサンマーケット」は、東大門アパレル問屋と韓国内外の小売業者を結ぶプラットフォーム。 問屋が生産した商品を販売して、小売業者が商品を仕入れる全てのプロセスを「シンサンマーケット」で行うことができ、1日約6万8000点の商品がアップロードされている。

日本国内の企業が「シンサンマーケット」を利用するには、韓国への送金や輸入手続き、流通加工など煩雑な手続きが多く、これまでは利用のハードルが高かった。今回の提携でPATRAが「シンサンマーケット」のパートナーとなってことで、発注から検品、下げ札などの流通加工、韓国への決済、輸入手続きなどを実施。日本国内からの低リスクでの「シンサンマーケット」の利用を可能にした。




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