2022.07.05

PRECS、今夏に新ソリューション「リピストX」を提供開始 クロスセルに強み

PRECS 吉原庄三郎取締役(左)、ASP事業部 岸田隆統括マネージャー(右)

【ECソリューションマップ2022「ECサイト構築サービス編」】

リピート通販専用カート「リピスト」を提供するPRECSは今夏、複数SKUのクロスセルに強みのある新ソリューション「リピストX(クロス)」を提供する。「リピスト」の強みを引き継ぎつつ、まったく新しい拡張性の高いECプラットフォームを構築する。

「リピスト」はリピート専用カートとして、定期購入型の単品通販事業者向けに強みのあるサービスだ。「リピストX」では、定期購入と同時に単品購入もできるようにしたり、定期購入でも柔軟にコース変更ができるようにしたりする。

「従来の『リピスト』では定期コースの申込者が別の商品を単品で購入した際、商品を同時にお届けするには消費者がショップに問い合わせる必要があった。『リピストX』ではマイページから簡単に設定できるようになり、購入者の利便性が向上する。定期コースの変更がしづらかった点も改善し、コース変更をした際の継続回数などの分析も容易に行える。ショップの負担軽減のため、外注先の事業者がページの修正や計測タグの埋め込むこともできるように、管理画面の権限の切り分けを改善している」(ASP事業部・岸田隆統括マネージャー)と話す。

秋ごろには定期購入において、毎回のように商品の選別ができる「よりどり定期」機能を実装する予定だ。シニアや若者が、より買いやすくなるような機能の提供も計画している。

「『リピスト』と『リピストX』では裏側の技術的なところがだいぶ変わっている。『リピスト』でさらに機能を追加しようとすると、構造が複雑になりすぎる恐れがあった。『リピストX』では機能拡張がしやすい仕組みを整えており、さまざまな受注形態に対応できる。セキュリティー面もだいぶ強化している」(吉原庄三郎取締役)と話す。

運営業務を効率化しやすい機能も充実している。外部ソリューションと連携しやすかったり、パートナーのRPAと組み合わせた仕組み作りで業務を自動化したりすることもできる。管理画面の使いやすさにもこだわっており、現在、最終調整を図っている。

「リピストX」では既存のリピート通販事業者に加えて、より多様な売り方を提供したい事業者のニーズに対応できる。リリース後にプロモーションを強化し、新たな導入企業の獲得に注力する。



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