2022.07.02

【ここがターニングポイント】「QuickGet」、日本で初めてクイックコマースを展開

平塚登馬代表

クイックゲットは、日用品や食品の即配サービス「QuickGet(クイックゲット)」を、国内初のクイックコマース(Qコマース)サービスとして2019年11月から提供している。10分前後の短時間で、約2000品目の商品を自宅へと配送。6月末には大型の資金調達も実施し、さらなる事業規模拡大を見据える。

「QuickGet」は、スマホアプリを介して注文を受けた商品を、専用の倉庫型拠点(ダークストア)から配送するQコマースサービスだ。

提携先のブランドやメーカーからダークストアに商品を仕入れ、配送スタッフがユーザーの自宅へと商品を届ける。目指すサービス像は「次世代のコンビニ」だ。

営業時間は午前9時~午後23時。商品代に加えて、250円(税込)が配送料として注文ごとに発生する。現在は、東京都の渋谷区・港区・目黒区の一部地域をサービス対象エリアとしている。

高度なオペレーションを求められるQコマースにおいて、注文から平均配送時間は約11分、30分以内の配送率は99%という高いサービス品質を保っている。

「『Qコマース』という言葉が浸透する以前から同様のサービスを展開し、顧客体験価値の向上と経済合理性の成立を追求してきた。近年国内でもさまざまなQコマースサービスが出てきているが、品質と顧客満足度の面では絶対的な自信を持っている」(平塚代表)と言う。

6月末には、ベンチャーキャピタルらを引受先とした総額3・5億円の資金調達を実施。サービス提供範囲の拡大に向け、現在3店舗のダークストアを3年間で200店舗まで拡大していく計画だ。

「この2年間で事業基盤が整備され、黒字でサービスを運営できている。買い物の新たなスタンダードとなるべく、事業規模を急速に拡大させていく」(同)と意気込みを述べる。


「QuickGet」
https://about.quickget.jp/



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