2022.06.23

【アフリカのEC市場レポート】2022年に290億ドル市場へ拡大 ジェトロが調査結果を公開

JETRO(ジェトロ、独立行政法人日本貿易振興機構)はこのほど、「アフリカのEコマース市場」についてのレポートを発表、アフリカEC市場の取引額が、2022年までに290億ドルに達するいう予測を示した。
 
ジェトロでは、海外ビジネス展開の参考となる調査を定期的に実施している。23日に発表したレポートでは、成長するアフリカEC市場の概況や、アフリカ各国の主なEC企業、現地でのECの利用状況、決済方法の特徴などをまとめている。
 
レポートでは、「アフリカのEコマース市場は、2017年に165億ドル、2020年に198億ドルの規模と推計されている」としている。今後もさらなる成長が見込まれる市場だという。
 
ジェトロは国別のレポートも公開している。現在は、「ナイジェリア」「南アフリカ共和国」「ケニア」「ガーナ」「エジプト」の5カ国のレポートが公開されている。
 
ナイジェリアの国別レポートによると、ナイジェリアはアフリカ最大のEコマース市場だという。ナイジェリアにはマーケットプレイスが58個あり、近年は「食料品」の販売が急増しているそうだ。その他、「衣類」「靴」「家電製品」も、人気の商品ジャンルだという。ナイジェリアの物流企業の数も急増しており、EC市場の発展に好影響を与えているという。
 
ナイジェリアに次いで大きなEC市場は、南アフリカ共和国だとしている。「ファッション」「ビューティー」の商品ジャンルが最も成長している。クレジットカード決済が普及しており、南アのEC購入の内約4割がクレカ決済だという。



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