2022.06.20

中国EC大手の京東グループ、大型セール「618」の流通総額が7.6兆円超に 前年比10.3%拡大、サービス強化が寄与

京東グループ(JD.com)は6月19日、大型セールイベント「618」の5月31日~6月18日までの総流通額が3793億元(約7兆6000億円)になったと発表した。昨年の流通総額が3438億元だったため、10.3%の成長を遂げている。セールは6月20日まで実施した。

「618」は京東グループの創業日である6月18日に合わせて開催される大型セールイベント。アリババグループが主導する11月の「独身の日」と並び、中国の大型セールイベントとして京東グループ以外の企業もセールを展開するイベントとなっている。

新商品の提供だけでなく、サービス面も強化している。30日間の無料トライアルと180日以内の修理による交換を約束したロボット掃除機と空気清浄機の売上高は、前年比200%増加した。携帯電話の故障保険の売上高は前年比300%以上増加し、保険を購入したユーザーの80%以上が無制限の修理保証を選択している。無料タイヤ交換サービスと3年間の品質保証に後押しされ、JD Autoのタイヤ製品の取引量は前年比で300%急増した。

JDRetailのリジュン・シンCEOは、「初めてサプライチェーンの真の価値とそれに対する社会の認識が今年の『618』に一致した。社会全体の反省と支援により、サプライチェーン業界全体がより大きな開発機会に直面していると信じており、京東グループはサプライチェーン価値の時代を受け入れる準備ができている」と話した。

強固なサプライチェーン組織とデジタルインテリジェントテクノロジーのおかげで、JDロジスティクスの当日・翌日配達サービスは中国で普及している。現在、中国全土の郡の94%、町の84%をカバーしている。




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