2020.04.21

Allbirds、ファッションブランドで初めて全製品の温室効果ガス排出量を表示

D2Cブランドを展開するオールバーズは4月20日、シューズブランド「Allbirds(オールバーズ)」の全製品において、カーボンフットプリントの排出量を4月15日から順次表示していることを発表した。カーボンフットプリントとは、製品を作るために排出された温室効果ガスの排出量を、CO2の排出量に換算したもの。ファッションブランドとしては初めての取り組みだという。

製品の環境への影響を調べるためにすべての温室効果ガス排出量を集計し、CO2排出量に換算して表示する。現在のカーボンフットプリント排出量を明示することで、同社としてカーボンフットプリントの排出量ゼロを目指す指標とする。


カーボンフットプリントの排出量を表示

食品ではカロリーをチェックすることは、多くの人々にとって日常となり、健康的な食生活の指標となっている。「Allbirds」では業界で先駆けて、ファッションアイテムのカロリーともいえるカーボンフットプリント排出量を、すべての製品において表示することを決定した。

「Allbirds」は専門家と共同でライフサイクルアセスメント(製品やサービスに対する環境影響の評価方法)ツールを独自に開発し、カーボンフットプリントを綿密に測定している。カーボンフットプリントへの興味関心を高めるため、他の日用品の平均的なカーボンフットプリント排出量と比較できる表も公開。「Allbirds」のシューズの平均値である7.6kgの排出量は、スマホ充電の967回分、ガソリン車で30km走行分、洗濯乾燥機5回分に相当するという。


他の製品のカーボンフットプリント排出量と比較

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