2022.05.24

「Qoo10」、食品売上は5年で2.68倍 「韓国食品」が成長けん引、「海鮮」「肉」はブルーオーシャン

イベントで登壇したメンバー。左からCJ FOODS JAPANの梅田加奈氏、市川紗世氏、池田恵美子、eBay Japanの沼沢士朗氏、木島夏樹氏

eBay Japanは5月19日、ECモール「Qoo10」における食品カテゴリーの成長性について発表した。「Qoo10」の食品カテゴリーの売上高は、2017年から2021年までの5年間で2.68倍拡大したという。豊富な韓国食品のラインアップが成長をけん引している。

「Qoo10」は会員数2000万人、月間約8億2000PV、出店者数2万14000店の規模を持つECモールだ。年間流通総額は毎年20〜40%ずつ拡大しており、大手ECモールの中でもトップクラスの成長率を誇っている。



「Qoo10」の登録商品数は12億アイテム以上ある。商品カテゴリー別の取引件数では、「ビューティ・コスメ」が全体の50%を超えるトップシェアとなっており、2位が「レディースファッション」、3位が「ホーム・生活」と続く。「食品」は取引件数で4位のシェアとなっている。


「食品」は伸びしろナンバーワン


「Qoo10」のFOODディビジョンリーダーである沼沢士朗氏は、「『食品』の売上高は5年間で約3倍の成長を遂げている。『Qoo10』における構成比はまだ10%に満たないが、伸びしろはナンバーワンだと考えている」と分析する。


▲eBay Japan FOODディビジョンリーダー 沼沢士朗氏

「食品」内のカテゴリーでは、食品や健康食品・サプリが大きなシェアを占めている。




より詳細な売上構成比を見ると、「韓国食品」「スイーツ・お菓子」が売り上げ、アイテム数とも大きな比率を占めている。特に「韓国食品」は「食品」カテゴリーの売り上げの30%を超える規模を誇る。



沼沢氏は、「K-POPや韓流ドラマの人気が高まり、第4次韓流ブームが到来している。韓国好きのユーザーから『韓国商品ならQoo10』という認識を持たれている。それが爆発的に伸びている要因の一つ」と解説する。

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