2022.05.18

ユミルリンク、認証サービス「Cuenote Auth」を提供開始 SMS・IVRによる認証プロセスをワンストップで提供

メッセージングプラットフォーム「Cuenote(キューノート)」を提供するユミルリンクは5月18日、認証サービス「Cuenote Auth(キューノート オース)」の提供を開始した。SMS・IVRによる認証プロセスをワンストップで提供し、企業や団体の容易な認証サービス導入をサポートする。

ユミルリンクのメッセージングプラットフォーム「Cuenote(キューノート)」シリーズは、メール・SMS(ショートメッセージ)配信サービスを主軸としたクラウドサービス(ASP/SaaS)。独自に開発したメール配信エンジン(MTA)により、メール・SMS配信が高速・確実に実行し、月間のメール・SMS(ショートメッセージサービス)配信数は、国内最大規模となる63億通を誇る。

このほど、本人認証の仕組みを「簡単・短期間で」導入可能な新サービス「Cuenote Auth」の提供を開始した。認証コードの自動生成、SMS・IVR(音声自動応答)を活用した認証をAPIで提供する。



導入企業は、「Cuenote Auth」のAPIにリクエストするだけで、「認証コードの生成」「SMS・IVRによる認証コードの通知」「認証画面の表示及び認証処理」「認証結果の取得」など、一連のプロセスを実行させることできる。APIはRESTful形式を採用し、容易な連携を可能にしており、ユーザー企業は導入における開発工数を低減できる。



IVR連携機能を利用することで、SMSの受信をサポートしない電話番号(固定電話回線)へ音声発信により認証コードを通知することも可能だ。認証に利用する電話番号を「Cuenote Auth」側で判定し、IVRによる音声通知に自動で切り替わるため、幅広いユーザー・端末における本人認証をサポートできる。

認証済みの端末は、一定期間「再認証不要」とすることも可能。認証コードの通知に利用するSMSやIVRは、送信数に応じてコストがかかるが、一定期間の「再認証不要」を用いることで、ユーザービリティを低下させることなくコストを抑制できるという特徴も備える。



EC(電子商取引)をはじめとしたWebサービスの普及に伴い、なりすましや不正アクセスによる被害が多発。セキュリティ強化のため、ID・パスワード以外の要素を認証に用いる「二要素認証」の普及が進んでいるが、認証プロセスに係るシステム開発やトークンアプリ・デバイスの整備のための費用や手間が課題となることも多い。

こうした状況を受け、「Cuenote Auth」は、ユミルリンクが培ってきた「メッセージングテクノロジー」と「国内キャリア直収の高品質なSMS」を活かし、認証に係るプロセスをワンストップで提供することで、多くの企業・団体が「簡単に・短期間で」導入できる認証サービスとなっている。

今回のリリースではSMS・IVRによる認証をサポートしているが、今後は、メールなど他の認証手段についても順次提供を行い、対応チャネルを拡充していく考えを示した。


「Cuenote Auth」
https://www.cuenote.jp/auth/






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