2022.05.16

ロコンド、伊藤忠商事と「Reebok」国内事業のライセンス契約締結 合弁会社を設立、ECや店舗で販売

ロコンドは5月12日、伊藤忠商事と、「Reebok(リーボック)」ブランド商品取り扱いに関する合弁会社を設立することを前提とし、「「Reebok」ブランド商品に関するサブライセンス及び販売特約店契約書」を締結した。「ブランド事業」「EC事業」「プラットフォーム事業」の3事業の強化を図る。

ロコンドは伊藤忠商事は、「『Reebok』ブランド商品に関するサブライセンス及び販売特約店契約書」を提携した。5月12日にオーセンティック・ブランズ・グループと伊藤忠の間で「Reebok」日本事業に関するマスターライセンス契約が締結された事に伴い、ロコンドは伊藤忠とのサブライセンス契約締結に至ったとしている。

同契約に伴い、「Reebok」の靴に関しては、オンライン、オフラインで独占的に販売する権利を獲得した。加えてロコンドの生産背景を活用し、「Reebok」ブランドを冠したライセンス商品(靴)を生産できる権利も獲得した。同契約に伴い、「Reebok」日本事業を伊藤忠と共同で推進する合弁会社設立に関しても基本合意した。

合弁会社は、2022年10月1日以降「Reebok」日本事業(EC、店舗、卸など)を推進する計画で、株式保有比率はロコンドが66%、伊藤忠が34%で設立の予定。そのため本合弁会社は、ロコンドグループの連結子会社となる。同合弁会社は、現「Reebok」日本事業を運営しているアディダスジャパン社から Reebok国内事業を継承する予定としている。

ロコンドは、今回の契約締結に基づき、「Reebok」の影響を織り込んだ年度計画及び新中期計画を近日中に開示するとしている。「Reebok」国内事業の開始は2022年10月1日の予定となっており、ロコンドは第3四半期から連結決算へ移行し、「Reebok」国内事業も取り込む予定としている。

ロコンドは、「業界に革新を、お客さまに自由を」という経営ミッションの下、「自宅で試着、気軽に返品」できる、靴とファッションのECサイト「LOCONDO.jp」を軸とする「EC事業」、EC事業で構築したIT・物流インフラ等を共有・活用した「プラットフォーム事業」、EC事業及びプラットフォーム事業のサービスを活用し、自社でブランド運営を行う「ブランド事業」の3つの事業を展開。単事業でもそれぞれ競合優位性を有する事に加えて、それぞれの事業間で相互補完的であるという性質を有するため、いずれかの事業が強化された場合、他の2つの事業も強化されるという経営シナジーを最大化できることがグループの大きな特徴となる。

今回の契約締結においても、ブランド事業自体が大幅に強化される事はもちろん、「Reebok」国内公式サイト(Reebok.jp)を含むロコンドグループで取り扱う「Reebok」商品が大幅に増加することで、品揃えの拡充を通じて顧客満足度を一層向上できるというEC事業の強化にも繋がるとしている。

さらにロコンドは、プラットフォーム事業で提供するサービスを全て導入し 、DXとOMOを一気に実現する「オールインワン」を2021から提供しており、「Reebok」を新たなオールインワンの旗艦ブランドにする事で、プラットフォーム事業の強化に繋がると判断した事から、本契約締結に至ったとしている。

本契約締結を通じて、ファッション領域において国内最大級の商社である伊藤忠との今後のさらなる事業拡大の可能性についても、継続的に検討していく考えを示した。



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