2022.05.06

Shopify、2021年に世界経済に与えた経済効果を発表 日本では5万人以上の雇用と約7243億円の経済効果に貢献

世界最大級のコマースプラットフォーム「Shopify(ショッピファイ)」の日本法人Shopify Japanは5月2日、「Shopify」でビジネスを運営しているマーチャントが、2021年に世界に与えた経済効果を発表した。世界で500万人の雇用創出および4440億ドル(約48.7兆円)の経済効果に貢献。日本においては、5万人以上の雇用創出と66億ドル(約7243憶円)の経済効果に貢献した。

「Shopify」は、コマースに不可欠なインターネットインフラを提供するト世界最大級のコマースプラットフォーム。個人事業主から中小企業、大手企業など、現在まで175カ国以上で数百万以上の「Shopify」マーチャント(事業者)をサポートしている。

「Shopify」でビジネスを運営するマーチャントは、地域社会での雇用機会の創出、地球環境への貢献など、それぞれの業界を前進させ、多方面で活躍している。Shopifyでは、マーチャントの活躍に伴うこうした影響を「Shopify Effect」と呼び、その効果を測定するため、世界有数のコンサルティング会社であるDeloitte(デロイト)と提携している。

このほど、Deloitteと共同で調査を行い、「Shopify」でビジネスを運営するマーチャントが2021年に世界に与えた経済効果として発表した。

「Shopify」のマーチャントは、2021年に世界で500万人の雇用創出および4440億ドル(約48.7兆円)の経済効果に貢献した。日本においては、前年比44.1%増の5万7800人の雇用を創出。前年比73.9%増の66億ドル(約7243憶円)の経済効果に貢献した。



その他の国別では、米国が2394億ドル(約26兆円)の経済効果、98万1000人の雇用創出。カナダが238億ドル(約2.6兆円)の経済効果、14万2000人の雇用創出。オーストラリアが296億ドル(約3.2兆円)の経済効果、15万4200人の雇用創出。イギリスが351億ドル(約3.8兆円)の経済効果、19万7100 人の雇用創出。ドイツが131億ドル(約1.4兆円)の経済効果、6万5100人の雇用創出。フランスが68億ドル(約7463億円)の経済効果、3万600人の雇用創出。インドが34億ドル(約3731億円)の経済効果、19万9600人の雇用創出にぞれぞれ貢献したことがわかった。

マーチャントと「Shopify」の収益を比較すると、「Shopify」の収益1ドル(109.75円)に対し、マーチャントは38ドル(約4170円)を生み出しており、マーチャントの活躍が数字にも表れているとの見解を示した。

越境ECによる売上は、250億ドル(約2.7兆円)以上を達成。このうち、個人または小規模企業は110億ドル(約1.2兆円)の売上を達成した。新興国のマーチャントが生み出した収益は、65億ドル(約7133億円)にのぼった

「Shopify」のパートナーエコシステム(マーチャントの事業を支える開発者、デザイナー、マーテター、会計士、物流業者なども含む)は、320億ドル(約3.5兆円)以上の収益を生み出した。この合計数字は、「Shopify」の収益の約7倍近くとなり、昨年比は45%だった。加えて65万6000人の雇用を創出した。

同調査結果を受け、Shopify Japanの日本カントリー・マネージャー 太原真氏は、「Shopifyが日本市場に参入をしてから約4年が経過しました。日本でも個人事業主から大手企業様まで多くのマーチャントの事業拡大、また日本経済における雇用創出に貢献できたことを大変嬉しく思います。本レポートでは、マーチャントが2021年に7243億円の経済効果と、2020年と比べて44%増の5万人の雇用を創出したことが明らかになり、彼らの著しい成長を示しています。直近では、日本の専門のサポートチームを立ち上げ、今後も日本のマーチャントのビジネス拡大やパートナーエコシステムのさらなる発展のために遠大な計画を進めて参ります」と述べた。




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