2020.04.17

セブン&アイHD、EC売上高11.4%減 「セブンネット」「セブンミール」2桁減収

セブンネットショッピングは前年よりヒットが少なかった

セブン&アイ・ホールディングスの2020年2月期におけるEC売上高は、前期比11.4%減の1002億6100万円だった。サービス別の売上高は、書籍やCD・DVDなどのECサイト「セブンネットショッピング」は同26.4%減の200億6600万円、弁当宅配「セブンミール」は同16.7%減の232億9700万円、「ネットスーパー」は同6.9%減の397億円3200万円だった。

「セブンネットショッピング」は前期よりもヒットコンテンツが少なかったため、減収となった。「セブンミール」は18年9月に最低注文金額を上げ、配送料を値上げした影響が響いた。「ネットスーパー」は店舗連動型のサービスであり、実施店舗の閉店が減収要因となった。

その他サービスのEC売上高は、「イトーヨーカドー」が同0.1%減の54億2800万円だった。「アカチャンホンポ」は同1・0%増の64億8500万円、「そごう・西武」は3.8%増の40億7500万円、「ロフト」は同5.1%増の11億7400万円だった。



グループ企業である通販大手・ニッセンホールディングスの売上高は、同0.1%減の379億5500万円、営業損失は1億8400万円だった。売上総利益は181億700万円で、売上総利益率は47.7%。販管費は182億9100万円となり、売上高販管費率は48.2%だった。

新型コロナウイルスの影響でECやネットスーパーの売り上げが伸びている。3月における売上高では、「セブンネットショッピング」は前年同月比30.9%増、「IYネットスーパー(西日暮里)」は同7.1%増、「そごう・西武のe.デパート」は同6.9%増、「ロフト」は同25.2%増になった。

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