【インテリアEC特集】機能性重視の商品の販売伸長 コロナ禍の「巣ごもり」機に住環境改善志向が継続

「谷元フスマ工飾」、空間演出も可能な襖 和室に付加価値を提供

襖の販売や建具、和室リフォームのECサイト「和室リフォーム本舗」を運営する谷元フスマ工飾は4月1日、部屋の空間を演出するアルミ製の引き戸「アルマジ」から新色となるブラックパネルの販売を開始した。販売価格は1枚税込3万9000円から。

アルマジは、アルミフレームに樹脂パネルをはめ込んだアルミの引き戸で、デザイン性の高さだけでなく、機能性も備えたのが特徴だ。パネルは半透明の素材にして光を調節。日中は開放感、夜はうす灯りの空間を演出できるように設計している。


▲アルマジブラックパネル（3分割パネル）

「和室に対する印象はあまりよくない。それをデザインや機能的なところを訴求することで和室の印象を変えていきたい」（谷元亨社長）と話す。売り上げは前年と比べて20％近く伸びており、「在宅需要だけでなく、日々サイトを改善しているため、それが販売につながっている」（同）と言う。購入するユーザーの特徴として、試しに1枚だけ購入して、その後に追加で注文するパターンが多いのだという。

同社が販売する商品は、アルマジも含めて購入したユーザー自身が設置作業を行えるようにしている。「コロナ禍を契機に、和室ニーズの掘り起こしを喚起して、和室の可能性を広げていきたい」（同）と強調する。