2022.04.22

【インテリアEC特集】機能性重視の商品の販売伸長 コロナ禍の「巣ごもり」機に住環境改善志向が継続


「カリモク家具」、座る体勢に連動するチェア 2021年度売上が過去最高に


EC事業も手掛ける総合家具メーカーのカリモク家具は、2012年から販売しているリクライニングチェア「ザ・ファースト」の売れ行きが好調だ。2021年度における売り上げは、卸出荷ベースで過去最高を記録。サイズや材質、オプション品も含めた購入単価は平均約30万円の高価格帯ながら、ECでもコンスタントに売れている。

ザ・ファーストは、操作不要のリクライニングチェア。座る人の体勢に合わせてチェアが連動するため、座り直しなどを不要となる。エルゴノミクス(人間工学)に基づいて、座面や背面のシートの内部には「3Dネット」の新素材を採用。座り心地や寝心地に特化した機能性の高いチェアに仕上げている。


▲リクライニングチェア「ザ・ファースト」

コロナ禍で需要に変化も生まれており、「夫婦で購入するケースや、よりくつろぎを求めるニーズが増えパーソナルチェアの需要が顕著化した」(同社)と話す。広告展開やユーザーの納入事例、動画などによる訴求など、ウェブ施策にも注力して認知拡大と販売力の強化に取り組んでいる。

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