2022.04.13

TikTok for Business、EC業界のTikTok運用型広告を分析 効果的なクリエイティブを公開

TikTok for Businessはこのほど、日本でのTikTokにおけるEC業界の運用型広告を分析し、動画広告の活用においてより効果を高めるポイントをまとめた「TikTok運用型広告クリエイティブTips ~EC業界から」を公開した。冒頭から人物が登場する動画は、登場しない動画に比べて継続的な視聴率が高いなどのポイントを示した。

TikTok for Businessは、2021年10月1日~2022年1月14日に実施した、日本での「TikTok」におけるEC業界の運用型広告に関する調査の結果を分析し、個々の広告において特にパフォーマンスがよかったクリエイティブの要素を抽出した。その結果、TikTok広告の効果をより高めるクリエイティブにはいくつかの特徴があることが分かったとし、「TikTok運用型広告クリエイティブTips ~EC業界~」としてまとめ、公開した。

「視聴率が高い広告」と定義した動画が継続的に視聴された広告において、そのパフォーマンスに効果的だったクリエイティブには、「動画内容の形式、音声」「登場人物」「内容表現」「動画の尺」などさまざまな要素において発見あったとした。その1つとして、動画を含む形式のものは、画像だけのものに比べて、2秒視聴率が293.5%、6秒視聴率が379.8%高い結果だったとし、動画内容の形式に関する発見として「画像だけより動画を入れる」ことを挙げた。



動画の登場人物に関する発見としては、「動画の冒頭から人物を登場させる」ことを挙げた。冒頭から人物が登場する動画は、登場しない動画に比べて、2秒視聴率が160.2%以上、6秒視聴率が171.0%以上高いことがわかったとしている。



動画での商品紹介に関しては、「動画の冒頭から6秒以内に、商品要素を入れない」ことをポイントに挙げた。品要素の登場が動画開始から6秒以降の動画は、冒頭から6秒までの間に商品要素が登場する動画に比べて、2秒視聴率が135.1%、6秒視聴率が169.8%高かったことを示した。



動画での表現方法に関する発見の1つには、「広告ターゲットに呼びかける」ことを挙げた。「◯◯なあなた」「◯◯になりたい人」のように、広告ターゲットに向けた呼びかけがある動画は、呼びかけがない動画に比べて、2秒視聴率が108.2%、6秒視聴率が165.3%高かったと示した。



動画の尺に関しては、45秒以上の動画が、45秒未満の動画に比べて2秒視聴率が122.9%、6秒視聴率が108.7%高かったことから、「45秒以上の尺」がおすすめであるとした。



CTRが高い広告で、CTRにプラスの影響を与えるクリエイティブにおいては、「登場する商品」「内容表現」でいくつかの発見があったとし、動画での商品紹介で効果的な手法の1つとして、「商品要素は、動画開始6秒から15秒の間に表示させる」ことを挙げた。動画開始6秒から15秒の間に商品要素を表示させる動画は、6秒未満の動画、15秒以上の動画のどちらの動画と比べても、CTRが113.0%高かったとしている。



動画での表現方法で効果的な手法としては、「限定要素を入れる」ことを挙げた。「今なら◯◯円」「今だけ◯%OFF」のような限定要素がある動画は、限定要素がない動画に比べてCTRが220%高かったことを示した。



より詳細な分析結果やTipsを含む「TikTok運用型広告クリエイティブTips ~EC業界~」は、TikTok for Business公式メディア「TikTok for Business」で提供している。



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