2022.04.08

【<インタビュー> ネットプロテクションズ 菊池国行氏】後払い決済「atone」の利便性向上でECに貢献

ネットプロテクションズ atone事業統括責任者 菊池国行氏


ネットプロテクションズでは、後払い決済「atone(アトネ)」がECやデジタルコンテンツの事業者に支持されている。atone事業統括責任者の菊池国行氏に、「アトネ」の利便性とEC事業者の導入メリットについて話を聞いた。


──後払い決済「atone」のサービスの特徴について聞きたい。

一般的な後払い決済と異なるのが、会員制であるという点だ。会員になれば200円の利用で1ポイントが発行され、1ポイント1円で使うことができる。すでに490万人の会員基盤を保有しており、有力な販促ツールとしても活用できる。

通常の後払い決済は、加盟店から都度顧客の住所等の情報をもらわないと決済代行会社から請求をかけられなかった。「atone」の場合は、すでに会員情報を保有しているので、顧客情報をもらわなくても請求ができるため、既存の後払い決済では参入できなかったデジタルコンテンツなど導入可能な領域が広いほか、取引単位ではなく月にまとめての請求が可能になる。利用に応じたポイントの発行もあり、ECサイトでの買い物の際にユーザーがポイントを利用できることもメリットだ。スマホアプリで利用金額をいつでも確認できる点も通常の後払いとの差異である。

EC企業は、業界最低基準の1.9%からの決済手数料で、代金の未回収リスクをカバーでき、即時与信で購入の際の機会損失を防ぐことにもつながる。

──EC企業には「NP後払い」との併用を提案している。

ユーザーが商品到着後に代金をすぐ支払いたいという場合は「NP後払い」、月単位でまとめて支払いたい人やポイントを使ってお得に取引をしたい人には「atone」が選べるようになる。

当社としては新規加盟店向けには両方のサービス、「NP後払い」を導入する企業には追加で「atone」を提案している。

「atone」には、サービスを利用できる店舗一覧がウェブサイトやアプリに掲載されており、利用者は使用できる店舗を探すことができる。会員制のため、当社からメルマガを配信するプッシュ型で利用を促すことも可能だ。

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