2022.03.23

フラワー&グリーンECの「HitoHana」、母の日限定の花ギフトを販売 「毎年同じような花ギフト」問題を解消

Beer and Techは3月18日、フラワー&グリーンの通販サイト「HitoHana(ひとはな)」において、母の日を彩る限定商品を16点リリースした。定番のカーネーションではなく旬の花を使用したものなど、コロナ禍3回目の通販利用需要を考慮した新しいデザインの商品を提供し、母の日の贈りものに対する「毎年同じような花ギフトになってしまう」という顧客の悩み解消を目指す。

【<画像14点>母の日限定商品のイメージ】

フラワー&グリーンの通販サイト「HitoHana」は、“母の日の花よりも、「わたしのお母さんへの花」を”がテーマの2022年母の日ギフト16点をリリースした。仕入れ先との交渉を重ね、1本の中に様々な色がある複色のカーネーションを使用することで「ありきたり感」を払拭したものに加え、そもそもカーネーションを使わずに、この季節に楽しめる旬の花を組み合わせたデザインの2種のレシピを展開。マンネリ化しがちな母の日の花ギフトにおいて、「お母さんにぴったり」の商品を選んでもらえるような選択肢を提供する。瑞々しい旬の花とマットで馴染みの良い質感の花を組み合わせており、2つの質感から作り出される複雑性のあるデザインは新しく、目も心も楽しませてくれるとしている。



花の彩りが最大限伝わるよう、紙や器は余計な装飾を省いたクリアホワイトを使用。まっさらなキャンバスに描くように色とりどりの花をデザインする。好きな場所に飾ることができるよう、アレンジメント・花束ともに、どこから見ても美しく見えるラウンドデザインを採用している。制作体制を何度もテストしたことで、大量生産を実現しながらも1つ1つのデザイン性を担保できる仕組みを構築した。

「カーネーション 花束・アレンジメント」には、ピンク色のカーネーションに赤色のサブ花材をあしらい、全体的に赤いイメージに仕上げた「レッド」、淡いオレンジのカーネーションにワンポイントでボルドー色の花材を入れることで、大人なナチュラルなデザインに仕上げた「オレンジ・ボルドー」。「バラの入った季節の花束・アレンジメント」には、ピンクのバラをメインに据え、シックなの雰囲気を感じさせるナチュラルなデザインに仕上げた「ピンク・ブラウン」、オレンジのバラをメインに据え、ワンポイントでネイビー色の花材を入れることで、クールさも感じさせるナチュラルなデザインに仕上げた「オレンジ・ネイビー」などがラインアップする。花や植物にメッセージカードを無料で添えるサービスも行っており、母の日には限定デザインのメッセージカードを選択できる。

日本でコロナ禍が始まった2020年以降、重なる自粛要請を受けて、今まで直接会って過ごしていた様々な季節なイベントもECを利用した「贈り物」で代替される傾向にある。「母の日」も例外ではなく、ECを利用して花のギフトを贈る人が増えているが、「HitoHana」が独自に行った顧客アンケートで、ECの利用が中心となる母の日の贈り物が「毎年同じような花ギフトになってしまう」という悩みを抱える顧客が多くいることがわかった。こうした状況を踏まえ「HitoHana」は、通販ギフト需要がさらに高まると見込まれるコロナ禍3度目の母の日に向けて、「毎年同じようなギフト」を脱却するための限定商品の企画に至ったとしている。



顧客が「同じような花ギフトになってしまう」と感じる要因には、業界にとって最重要商戦と言える母の日の売上を確実にするため、「確実に仕入れできる花材の確保」と「短期雇用でも実現可能な管理体制」に注力した販売体制を構築する花き業界の傾向が影響しているとし、結果的に流通する花材やデザインが単一的となり、顧客にとっては「毎年、どこの花屋でも同じようなギフトを選ばざるを得ない」と感じる状況が生まれてしまっているとの見解を示した。

「HitoHana」では、こうした業界特性の壁を超え、「ありきたりな母の日の花ギフト」を脱却するために、母の日期間の新しい販売体制の構築を推進。“母の日の花よりも、「わたしのお母さんへの花」を”というテーマが誕生したという。花き業界の事業者側の事情で顧客へ与えている負の体験を解決するために、仕入れ・制作スキーム・デザインをデータ化して分析。これまでの業界の体制に囚われず、全く新しいものとして仕組み化した。2020年から提供する「お花の定期便」の経験を活かし、通販の花ギフトではなかなか見ないような洗練されたデザインのギフトを多くの人に手に取ってもらえる体制を実現したとしている。



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