梱包資材でブランドコラボ

筆者は、通販・ECで商品を発送する時に使う、梱包用の段ボールや同梱物で、需要を喚起させる余地が、まだまだあるのではないかと感じています。

最近、ユニクロの通販サイトで洋服を買ったのですが、商品が入っている段ボールが、アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」をイメージさせるデザインになっていました。調べると、ユニクロの通販サイトで注文した商品の4月10～23日までの出荷分の段ボールが、エヴァとのコラボ仕様となっているようでした。今年は、エヴァの新作映画が公開される予定なので、そのプロモーションなのでしょうか。

大手や老舗の通販企業は昔から、こういった他企業とのコラボレーションを積極的に行っています。中小のEC店舗でも、こういったコラボが一般的になれば、自社単独ではリーチできなかったお客さんにも、アプローチできるようになるのではないでしょうか。

先日発足した「楽天市場出店者友の会」など、EC店舗同士の新しいつながりができていますから、そうした事業者間のコラボの中で、互いのツールを使った需要喚起のアイデアが、次々と生まれてほしいものです。

これからは環境問題に配慮した「エシカル消費」が重要になるといわれています。段ボールやプラスチック容器などが、無くなる未来が来るかもしれません。段ボール以外の梱包を使う「エシカル訴求」が、ブランドイメージの向上につながるようになるかもしれません。

新型コロナの影響で、ECの需要は増加するという声が多いです。この機会に、新しいアイデアでECの未来へ前進しましょう！