2022.01.28

DGフィナンシャルテクノロジー、QAL startupsと業務提携 動物病院・トリミングサロン専用オンライン決済をリリース

デジタルガレージの子会社で、決済事業を手がけるDGフィナンシャルテクノロジーと、動物医療およびペット市場における事業支援を行うQAL startupsはこのほど動物病院およびトリミングサロン領域におけるオンライン決済サービスにおいて業務提携に合意した。DGフィナンシャルテクノロジーが提供するクレジットカード決済サービス「VeriTrans4G」クレジットカード決済サービスを基盤に、動物医療関連施設における運営の改善を目的としたオンラインサービス「VETSHIP いつでもPAY」を1月20日にリリースした。オンライン決済サービスを軸に各種オンラインサービスを展開し、動物病院が抱える課題の解決を支援する。
  
DGフィナンシャルテクノロジーは、ECを始めとしたオンライン事業者や店舗などの対面事業者へ決済サービスを提供する決済プロバイダー。総合決済ソリューション「VeriTrans4G」を提供しており、クレジットカード決済サービスでは、カード情報の非保持化に完全対応した国内最高水準のセキュアなシステムを基盤に、継続課金やカード情報更新機能などの基本機能や不正利用を防止する多様なセキュリティオプションを標準提供している。

一方、QAL startupsは、「ペットの生活の質が向上する取り組み」(Quality of Animal Life/QAL)を土台として、スタートアップスタジオであるquantumと動物医療のプロフェッショナル各社が共同で具現化した企業。動物医療と飼い主の関係をより良好にし、QAL向上につながる製品・サービスを連続的に作り出している。

このほど両社は、動物病院およびトリミングサロン領域におけるオンライン決済サービスにおいて業務提携し、動物医療関連施設における運営の改善を目的としたオンラインサービス「VETSHIP いつでもPAY」をリリースした。日本初となる動物病院・トリミングサロンを対象とした決済専用サービスで、利用者は事前に登録したクレジットカードを使い、動物病院やトリミングサロンでの支払いをいつでも、どこでも行うことができる。総合決済プロバイダーであるDGフィナンシャルテクノロジーのセキュアな決済プラットフォーム「VeriTrans4G」を基盤としているため、安心・安全・快適に支払いが可能となっている。

フードやサプリメントの取り置きや、後日、薬などを取りに来る飼い主に事前に決済を行う「さき払い」機能では、動物病院内で会計する必要がなくなり、飼い主の会計待ち時間をなくせるほか、フードなど取り置き商品の未払いリスクを軽減することもできる。一方、診察終了後、会計待ちをすることなく帰宅し、あとから自宅で決済を行うことができる「あと払い」機能では、飼い主の会計待ち時間が解消できるだけでなく、動物病院にとっても薬の調合時間や会計時間を気にする必要がなくなる。空いた時間に会計・請求処理が可能となり、業務効率改善につなげることができる。

提供プランは、試用や決済額の少ない動物病院向けの「ベーシックプラン」(登録料0円、月額利用料0円、決済手数料6%)と、たくさん利用したい動物病院向けの「プロプラン」(登録料0円、月額利用料5500円/税込、決済手数料3.5%)の2つ。「プロプラン」のリリースは2022年2月の予定となっており、リリース日から6月30日までの期間、「プロプラン」の月額利用料が3850円(税込)になる「プロプラン導入キャンペーン」を実施する。

動物病院は、全国に1万6000院あり(2021年現在)、年間200院ほどのペースで増加しているが、動物病院の獣医師や動物看護師は診察や運営業務に忙殺されている。人員補充やDX化による運営改善を行うことで本来の診療業務に集中できるものの、動物医療に携わる人材採用が難しいことや業界全体としてオンライン化が遅れていることから、抜本的な運営改善に着手できていない病院が多いのが現状だという。動物病院が抱えるこれらの課題を解決するためQAL startupsは、、DGフィナンシャルテクノロジーが強みとする、可用性、機能、安定性の高い決済プラットフォームや運用体制を基盤とした、動物病院・トリミングサロン専用オンライン決済サービス「VETSHIP いつでもPAY」の開始に至ったとしている。


aly

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