2020.04.09

MTG、期初予想から60億円減に 2020年9月期の業績予想修正

MTGは新型肺炎の影響必至

「ReFa(リファ)」などの美容機器を販売するMTGは3月7日、2020年9月期の通期業績予想を修正、売上高は期初予想の380億円より60億円少ない、320億円になりそうだと発表した。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う外出自粛により、海外・国内の直営店舗や、免税品店などでの売り上げが落ち込むことが要因だとしている。

60億円減収予想の内訳は、①海外店舗の売り上げ減少(15億円)②インバウンド客減少や外出規制による国内店舗売り上げの減少(30億円)③中国での生産減による商品の欠品の影響(8億円)④3月に行ったウォーターサーバー事業の譲渡の影響(7億円)――となっている。

MTGは2019年から、中国電子商取引法の影響により、同社の主要な顧客だった、中国インバウンドの転売屋が購入をしなくなった。その影響で、2019年9月期の業績は、」売上高が前期比38・3%減の360億4600万円となり、営業利益は144億円の赤字となった。

MTGは「新型肺炎の影響で、リアル店舗での売り上げは軒並み減収するという予想だ。一方で、国内のECを含むダイレクトマーケティング事業は安定しており、2020年9月期中はEC事業に限って投資を行っていくことを検討している」(広報IR)と話している。

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