2022.01.19

VR×ARを活用した次世代ECプラットフォーム「WebXRコマース」が検証開始 テスト空間に自社ショップを出店

WebVR・AR開発を行うpalanは1月8日、VRとARを組み合わせた次世代ECプラットフォーム「WebXRコマース」において、購入、出店および運用の検証を開始し、同サービスでのショッピングが体験できる自社ショップ「palanショップ」を出店した。実際に商品を手元に届けるだけでなく、「XRでものを買う楽しみ」や「出店する際の訴求ポイント」等を検証し、さらなる価値向上へ繋げるとしている。事前出店者登録も引き続き受け付けている。

「WebXRコマース」は、VR店舗をブラウザで誰でも出店者として簡単に作成できる次世代ECプラットフォーム。店舗の360度画像を撮影するのではなく、店舗のイメージ画像を3Dモデルで作成するため、実店舗を持たない事業者でもオリジナルのVR店舗を作成することができ、ウィズコロナ・アフターコロナにおいても、人々のライフスタイルの変化に適応した店舗を低コストで出店することができる。現実世界では難しい自由な世界観の表現も可能なため、ブランドのコンセプトやストーリーをVR体験を通して訴求できる、新たなECサイトとして利用できる。


▲バーチャルを生かした空間デザイン

独自開発した技術(特許申請中)により、1枚の画像から簡易的な3Dモデルの作成が可能という特徴も備える。サイズを指定することで実寸大の3Dデータを作成できる同技術により、大量の3Dデータを短時間で用意することを可能にした。昨今ECで注目されている「ARでの試し置き体験」には商品の3Dモデルが必要だが、その制作には費用も時間もかかり、多くの事業者が導入に踏み切れない背景があったとし、その解決を図った。決済面では、決済大手ウェルネット社の決済システムと連携しており、安心安全な取引環境を提供。店の世界観や魅力を伝えるVR空間の構築、商品の試し置きができるAR、販売および決済までを完了できるシステムをワンストップで提供する。


▲3Dアイテムの生成技術

一方、「WebXRコマース」で出店した店舗を訪れたユーザーは、アプリ不要の簡単操作でVR店舗を回遊できる。商品をARで自分の部屋などに試し置きしてサイズを確認し、気に入った商品はそのまま購入可能だ。

このほど開始した検証では、「WebXRコマース」のテスト空間に自社ショップ「palanショップ」を出店。palanのかわいいキャラクターが入ったタンブラーやオリジナルTシャツ、湯のみなどを販売し、利用者は「WebXRコマース」でのショッピングを実際に体験することができる。「palanショップ」では商品を届けるだけでなく、「XRでものを買う楽しみ」や「出店する際の訴求ポイント」等を検証し、さらなる価値向上へつなげる考えを示した。

「WebXRコマース」では、Webサイトにて出店希望者の事前仮登録を受け付けている。




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