2021.12.23

Hamee、化粧品EC参入の勝算は?「EC・リアルの販売ノウハウ」「韓国マーケの知見」を生かす

スマホアクセサリーの販売やネットショップ管理システムを運営するHameeは12月22日、ライフスタイルブランド「iFace(アイフェイス)」から、コスメブランド「ByUR(バイユア)」を発売すると発表した。来年1月13日に発売する。化粧品大国である韓国のマーケティングノウハウをスマホアクセサリーの開発・販売を通して培っており、自社のブランド展開にも生かせると考えたという。国内におけるECノウハウや販売チャネルとの関係性を新ブランドの販売にも生かす。

【<画像7点>「ByUR」の第1弾の販売商品はこちら】

「ByUR」で、ファーストコレクションとしてファンデーション2種、化粧下地2種、コンシーラー、ハイライトをECサイトで販売する。ロフトでの店頭販売も予定しており、一部店舗から順次展開する計画だ。


「ByUR」の商品ラインアップ

「ByUR」は素肌の美しさを磨き上げるブランド。そのアプローチとして着目したのが「毛穴管理」だという。美肌のカギである「毛穴」を管理し、引き締まった健やかな状態を保つ。


スマホケースと親和性高い顧客ターゲット


Hamee はメインブランドである「iFace」において、累計2000万個以上のスマホケースを販売している。メインの顧客層は若年層であり、「ByUR」との親和性も高いという。スマホケースは日韓で共同企画しており、化粧品大国である韓国のトレンドやマーケティング手法を吸収できる体制を持っている。

コロナ禍に化粧品市場は顧客ニーズが大きく変化しており、特に、若年層における「綺麗な素肌を保ちたい」「メイク中も素肌に負担をかけたくない」といったスキンケアニーズと韓国コスメの需要が高まっているという。日本における韓国コスメ市場はコロナ禍においても大きく成長している一方で、既存の韓国コスメブランドによる日本市場での販売・マーケティング体制はまだ未成熟だと見ている。ここに成長余地があると分析しているようだ。

中長期視点で、スマホケースを中心としたコマース事業に次ぐ事業規模への成長を目指している。今後は卸売や販路の拡大、商品ラインアップの拡充を行う計画だ。




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