調剤薬局を展開するアイセイ薬局は12月15日、漢方・養生ブランド「キレイ創巡」の第1弾商品「キレイ創巡茶」を発売した。「キレイ創巡」はモデルでタレントのアン ミカ氏や漢方専門店を展開する薬日本堂とのトリプルコラボレーション（コラボ）で立ち上げたブランド。11月の発表から話題を集めている。注目のブランドの立ち上げの経緯や、こだわりのサービス構築の舞台裏を、アイセイ薬局・事業本部事業企画部の稲毛雅人係長と、バックヤードを支援している富士ロジテック・営業部の西間木智部長に聞いた。
トリプルコラボでこれまでにない“体験”提供
――トリプルコラボで漢方・養生ブランドを立ち上げた経緯は？稲毛：健康管理や病気の予防が重要だということは分かっていても、どうしたらいいか分からない方は多いと思います。インターネットで調べようと思っても、さまざまな情報が溢れかえっており、何が正しいのか、誤っているのか分からない状況です。
当社は調剤薬局を展開しており、多くの薬剤師が在籍し、薬や健康についての正しい情報を持っています。さらに薬局は今後、健康サポート薬局として、地域の皆さまの健康をサポートする役割も求められています。対処療法の薬だけでなく、病気にならないためのサポートも必要だと考えております。そこで着目したのが、「漢方」や「養生」でした。
薬剤師の中にも漢方の資格を持っている者がいたり、漢方を提供している薬局もあったりします。
調剤薬局という信用力のあるお店から、漢方や養生の正しい情報や、商品を提供したいと思い、ブランドの立ち上げに至りました。立ち上げるにあたり、漢方専門店のリーディングカンパニーである薬日本堂さんと、漢方・養生に真摯に向き合い知識と経験が豊富で、影響力・説得力があるアン ミカさんとコラボしていただけることになりました。
アイセイ薬局 事業本部事業企画部 係長 稲毛雅人氏――アン ミカさんは漢方にも詳しいのですね。稲毛：アン ミカさんは薬日本堂さんが運営している漢方スクールに通われていたことがあり、漢方養生指導士の資格もお持ちです。そういったつながりから三者でのコラボとなりました。
ブランドのネーミングから商品の処方、パッケージデザインまでアン ミカさんが全体をプロデュースしています。
▲アン ミカさんプロデュース第1弾は「キレイ創巡茶」――第1弾商品はどんな商品ですか？稲毛：第1弾は「キレイ創巡茶」という和漢茶を発売します。黒クコの実やナツメなど9種類の和漢素材を配合し、体の巡りをサポートします。どなたでも飲んでいただきやすいようにノンカフェインになっており、個包装で衛生面や持ち運びやすさにも配慮しました。
▲黒クコの実やナツメなど9種類の和漢素材を配合 
