楽天とShopify、「Shopify」の管理画面で「楽天市場」の店舗運営が可能に

楽天とShopify（ショッピファイ）は4月4日、ECサイト構築サービス「Shopify」の管理画面で、ECモール「楽天市場」の店舗運営を可能にするサービスの提供を開始した。「Shopify」を利用する米国と日本のネットショップが対象。

「Shopify」は、自社ECサイトの構築・運営だけでなく、複数のECサイトの運営を支援するマルチチャネルコマースプラットフォーム。ECサイト構築や商品登録、在庫管理、受注管理などのECサイト運営に必要な機能を基本プランとして提供しているだけでなく、利用店舗は管理画面上にある専用アプリストアから、ECモールとの連携機能などの機能を追加できる。

今回、「Shopify」のアプリストアにおいて、「楽天市場」での店舗運営に伴う商品登録、在庫管理、受注管理を可能とする「楽天販売チャネルアプリ」の提供を開始した。「Shopify」の利用店舗は、簡単に「楽天市場」を新たな販売チャネルとして追加できるようになった。

米国の利用店舗にとっては、「Shopify」を通じて「楽天市場」での店舗運営が可能になることで、日本でのビジネス展開が容易になる。「楽天市場」のユーザーにとっては、米国利用店舗の「楽天市場」への出店が増えることで、海外ブランドや日本で入手するのが難しいさまざまな商品などを購入できる機会が増えるという。

両社は初期段階として米国と日本の利用店舗を対象にサービスを提供し、今後は他の国や地域の利用店舗も対象としていく計画。