2020.04.03

CAMPFIRE、2万人から3億円調達 購入型クラファンで史上最高の支援額

史上最高の支援金額を集めたモバイルプリンター「PrinCube」

クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」を運営するCAMPFIREは4月1日、掲載プロジェクトのモバイルプリンター「PrinCube」が支援額3億円、支援者数2万人を突破し、国内購入型クラウドファンディングサービス掲載プロジェクトとして史上最高の支援額・支援者数を記録したと発表した。また「CAMPFIRE」全体の流通額は3月単月で10億円超(昨年対比270%)となり、こちらも国内の購入型クラウドファンディングサービス史上最高記録を更新したとしている。

「PrinCube」は、好みのデザインをフルカラーで紙、布、プラスチックなどのあらゆる素材に印刷可能な小型モバイルカラープリンターとして、2019年に米国クラウドファンディング大手Indiegogoにて約5億円を調達している。その後、2020年2月5日より「CAMPFIRE」にてプロジェクトを開始しており、約2カ月の募集期間で2万人より3億円を超える資金調達に成功。国内購入型クラウドファンディング史上最高の支援金額、支援者数となった。

「CAMPFIRE」の3月における流通額が史上最高記録となった「CAMPFIRE」では、特に「ガジェット・プロダクト」カテゴリーの流通額が2020年1~3月期は昨年対比280%と大幅に増加した。「PrinCube」をはじめ、海外プロジェクトオーナーの国内展開におけるサポート体制強化、渋谷PARCOの「BOOSTER STUDIO」にて実店舗を通じたマーケティング機会の提供、プロジェクトオーナー自身の広告タグ設置など柔軟な広告運用体制を構築などの施策が功を奏したとしている。

コロナ対策の公開数は120件


加えて新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けた飲食・音楽・宿泊をはじめ、業界や業種を問わず広範囲で事業者のクラウドファンディング利用が増加したことも背景となっているという。2020年2月28日より開始した「新型コロナウイルスサポートプログラム」の4月1日までのプログラム申請数は約560件に上る。プロジェクト公開数は120件、集まった支援総額は1.7億円を超え、プロジェクトオーナー・支援者、双方ともに日増しに増えているとしている。

「CAMPFIRE」では、利用者の業界・業種を問わず「製品開発・マーケティング」や「有事の際の資金ニーズ」など広く対応していくべく、サポート体制やマーケティング施策の強化、プロダクト改善や機能強化などを通じて、クラウドファンディングのさらなる利用普及に努める考えだ。

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