2021.11.02

ユナイテッド、ペンシルと業務提携 D2Cに特化したECサイト構築パッケージを提供

ユナイテッドは10月27日、研究開発型Webコンサルティング事業を展開するペンシルと業務提携を開始した。取り組みの第1弾として、D2Cに特化したECサイトの構築パッケージを提供する。両社の持つノウハウを掛け合わせることで、ECサイトの構築をはじめ、小売領域のDXに必要なサポートを提供する。

ユナイテッドは、企業のDXを支援する「DXプラットフォーム事業」に注力しており、当該事業において、DX人材の輩出と企業のDX支援による社会のDX推進を行っている。一方ペンシルは、独自の視点から実験や研究を重ね、研究結果によるノウハウをもとにクライアント企業のWebサイトを分析し、Webからの売上や成約をアップさせるためのコンサルティングを実施している。Webサイトの目的と目標を明確にするコンセプトワークから、アクセス分析、マーケティング、競合調査、企画提案、Webサイト制作など、Webサイトの入口から出口までを総合的に支援する。

このほど両社は、小売業界のDX促進を目的とした業務提携を開始した。ユナイテッドはDXを軸とした戦略アドバイザリーの知見・ECサイトやアプリの企画開発の経験、ペンシルはウェブに特化したコンサルティング技術を強みとしており、それらのノウハウを掛け合わせることで、企業はD2Cのビジネスモデルを活用したECサイトの構築をはじめ、小売領域のDXに必要なサポートを受けることが可能になる。

提携による取り組みの第1弾として提供する、D2Cに特化したECサイトの初期構築パッケージでは、世界最大級のマルチチャネルコマースプラットフォームの「Shopify」や、LP作成から受注・顧客データ管理分析など、ECに必要な機能を揃えたオールインワンECプラットフォーム「ecforce」を活用し、D2Cのビジネスモデルを活用したECサイトの初期段階の構築をサポートする。

「D2C(Direct to Consumer)」と呼ばれる、製造者がダイレクトに消費者と取り引きをするビジネスモデルが注目されている。商品の開発・製造から販売までをメーカーが自社で行うため収益性が高い点や、多くの顧客データを収集・蓄積しやすい点から取り入れようとする企業が多く、ペンシルでは事業者から問い合わせを受ける機会が増加していたととし、こうした企業の状況を鑑みて、小売業界のDX促進を目的とした今回の業務提携に至ったとしている。

今後も段階的に、小売業界のDXに向けた両社による支援策を実施予定としている。



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