2021.10.28

【新規客の心をつかめ! 注目の同梱物・梱包】「効果実感」「世界観」を表現

「効果実感」「世界感」を表現


コラム「中国同梱事情」

中国ECは急拡大を続けており、2020年の中国ECの小売額は、188兆円を超えた。中国市場の同梱物について、越境EC支援のフューチャー(本社東京都)の小柳みゆ社長は、「とにかくさまざまなものが同梱されている」と話す。同社の小柳社長は、自分自身も中国ECを利用することが多く、毎月平均10キログラム以上、さまざまな商品を購入しているそうだ。現地のECでは必ずと言っていいほど、「スマホケース」「ヘアゴム」「ピアス」「クリップ」などの“おまけ”が同梱されているという。

日本の通販と同様、商品に関するチラシや、お礼の手紙が入っていることもある。中国ECでは「定期購入」の習慣が一般的ではないため、ECなどに遷移できる、QRコードやURLを記載した紙を同封して、リピート購入につなげようとする企業もある。

日本の商材では、ギフト用に「折り紙」を同梱したり、包装や手紙に「和紙」を使用したりして、ブランディングにつなげている企業もあるという。

「同梱物」に加え、商品のパッケージや梱包の資材などを「開けた瞬間の体験」を重視した包括的な取り組みが重要となっているようだ。




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