2020.04.02

ショーケース、本人確認をブラウザ上で 独自のeKYCサービス開始

ショーケースは、20年1月からeKYC(※参照)サービス「ProTech ID Checker(プロテックアイディーチェッカー)」の提供を開始した。同サービスは、アプリではなくブラウザ上で提供可能で、導入コストをアプリの半分以下に抑えることができるという。最短1週間で導入できるとしている。ブラウザ上でのeKYCは業界初だといい、特許も取得予定だ。本人確認が必要となる中古品EC事業者の利用も見込んでいる。

当初、金融業界をターゲットにしていたが、古物商許可を得たEC事業者からの問い合わせも多いといい、導入も増えてきているという。

同サービスは、「日経×TECH EXPO 2019」でもセキュリティ賞の準グランプリを受賞した。大手銀行も導入を検討中だとしている。

「今後生き残っていけるのは、ユーザーに安心感を与えられるサービスだと思う。2020年は50社の導入を目指して事業を展開していきたい」(同社)と話している。


※eKYCとは…「electronic Know Your Customer(エレクトロニック ノウ ユア カスタマー)」の略称。KYCとは、銀行口座開設などで必要な本人確認手続きの総称で、eKYCはこれを電子的に行う仕組みのこと。

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