アルペン、3月のEC売上50％増　新型コロナでネットから流入

スポーツ用品の販売を行うアルペンの今年3月のEC売り上げは、前年同月実績より50％増になる見通しだ。新型コロナウイルス感染拡大による影響で、店舗からECサイトに顧客が流入した。

最近は、自社ECサイトでの販売が2桁ペースで成長しており、2019年4月に、クレジット機能やTポイントなどの機能を統合し、店舗と自社ECサイト両方でポイントを使用できるようにした。

楽天市場と体験型の店舗を活用した「オンフライ・ツー・オフライン」が減少する影響は少ないという。楽天のセール時などに店舗に集まる顧客が増えるが、実店舗を活用したオムニチャネル施策は新型コロナウイルスの影響を踏まえて抑制している。

EC事業部の武藤恵一部長は「現在、新型コロナウイルス拡大の巣ごもり消費で増収しているが、長期化すればサプライチェーンなどにも影響する可能性があるので気を引き締めていきたい」と話す。


「アルペン」のECサイト