2021.10.01

「楽天チケット」、完全非接触型のチェックイン・ソリューション提供 スキーデータとの協業で実現

楽天グループは9月30日、スキーデータと協業し、チケット予約・販売サイト「楽天チケット」でのチケット販売と、スキーデータが提供する自動認証機を含む入場管理ソリューションを連携させた、完全非接触型のワンストップ・チェックイン・ソリューションを提供すると発表した。イベントなどへの入場管理確認を完全非接触で実施できる同ソリューションにより、安心・安全なイベント参加や施設訪問を支援する。

楽天グループは、チケット予約・販売サイト「楽天チケット」において、スキーデータとの協業を開始した。スキーデータは、入退場管理ソリューションで世界をリードするSKIDATA GmbHの100%子会社。2004年の日本営業所開設以降、ソリューションの提供により集客施設の利便性と収益性の向上をサポートするとともに、来場者のスムーズで快適なアクセスを提供している。

今回の協業により開始したソリューションは、「楽天チケット」でのチケット販売と、スキーデータが提供する自動認証機を含む入場管理ソリューションを連携した完全非接触型のワンストップ・チェックイン・ソリューションとなる。イベント主催者やホール、レジャー施設、自治体などは、本ソリューションを利用することで、イベント開催時の入場管理確認を完全非接触で実施することが可能。新型コロナウイルスなどの感染症対策に対応した安全なイベントを企画・運営するための管理が可能となる。

「楽天チケット」でのチケット販売を実施することで、本ソリューションに関わる自動認証機などの端末およびシステムの導入・運用の無償提供を前提とした料金体系を導入し、イベント主催者や施設の費用負担を軽減することができる。すでにイベント主催者や施設、自治体での本ソリューションの導入検討が進んでおり、来春より「神戸文化ホール」(兵庫県神戸市)に導入することが決定している。

「楽天チケット」でのチケット購入から入場時の認証まで、楽天IDを活用してワンストップで行うため、イベントなどに来場するユーザーにとっても時間や手間のかからないスムーズな環境を提供できるとしている。楽天は、完全非接触型の本ソリューションを通じて、衛生面に配慮した安心・安全なイベント参加や施設訪問を後押しする考えを示した。また、政府で現在検討が進められているワクチン接種証明の経済活動での活用や、ワクチン・検査パッケージの導入などの議論動向を踏まえながら、今後これらとの連携も検討していく予定としている。



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