2021.10.03

ドッグフードECの帝塚山ハウンドカム、工場移転で手作りフード拡大 生産効率は従来の3~4倍に

販売する「手作りフード」

高価格帯のドッグフードをECで販売する帝塚山ハウンドカムは2021年11月末、事業拡大のため、大阪府大阪市内に、本社移転を行う予定だ。本社に付随する工場も合わせて移転する。新工場の稼働は11月中旬を予定しているという。新工場では、1000万円の設備投資を実施し、「手作りフード」用の設備を充実させるという。生産効率は従来の3~4倍になると見込んでいる。今後のペットフード業界の主流となりうる「手作りフード」に注力することにより、さらなる事業拡大を目指す。

同社では5年前から手作りフードを展開している。ここ数年は、商品ラインアップの充実も図っている。「手作りフードの発売当初は、当社の扱うドッグフード全体に占める手作りフードのシェアは、数%だった。現在は3割を占めるなど、急激に伸びてきている」(川瀬隆庸社長)と話す。

「もともとは社内で手作りし、小分けして販売を行っていた。近年売り上げが上がるにつれて、従来のやり方では対応が難しくなった」(同)と話す。新工場では新たに、原料を細かくカットする機械や、瞬間冷凍機を導入した。「今は手作業で朝から晩まで対応している。今後の拡大には設備投資が不可欠だと感じた」(同)と話す。

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