2021.10.01

スクロール360、中小ECに新提案 パッケージメニューを商品化

EC向けにソリューション事業を提供しているスクロール360は10月、成果報酬型で料金体系が明確なパッケージ化した物流代行サービスの提供を始める。初期費用や月々の固定費がかからず、取り扱い個数に応じて料金がかかる仕組み。単価を分かりやすくして、気軽にサービスが利用できるようにする。発送件数の少ない中小EC事業者に提案していく。

パッケージ化物流サービスはまず、リピート通販事業者対象に提供を開始する。取扱商品は健康食品や化粧品を想定。比較的小さいサイズの荷物を取り扱い、コストを抑えて運用することで効率化を図っていく。

従来、クライアントごとに個別対応するカスタマイズ物流を提供してきた。委託元企業の物流規模と、対応する物流代行サービスに応じてそれぞれ単価を設定。クライアントには専属の営業担当が付き、さまざまな要望に応じてきた。

コロナ禍で物流委託に関する問い合わせが増加する中、主に中小EC事業者から「単価表がほしいとか、概算見積もりがほしいといった要望が増えている。こうした要望にスピード感を持って対応できるよう、パッケージ化したサービスの提供を決めた」(営業部・館安博課長)と説明する。

スクロール360の子会社には、後払い決済代行サービスのキャッチボールや、ドロップシッピング・アフィリエイトサービスを手掛ける、もしもといった企業がある。

自社およびグループが持つサービスやノウハウを活用しながら、「チラシの同梱やCRM支援といった、物流を使った攻撃的なアクションができるような付加価値を提供していく」(同)と言う。



【ECソリューションマップ2021「物流編」】特集ページ
https://netkeizai.com/articles/detail/4749





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