2021.09.29

スマホで荷物サイズを計測できる「Logi measure」提供 計測作業時間が20分の1、通販の配送業務を軽減

AI(人工知能)ソリューションを開発・提供するAutomagiは9月29日、スマートフォンで撮影した荷物のサイズの計測と荷物情報の読み取りを自動で行い、荷物データとして記録・管理できる国内初の荷物情報収集AIアプリケーション「Logi measure(ロジメジャー)」の提供を開始した。これにより企業は、配送業務における大きな負荷となっていた荷物のサイズ計測・データ管理業務の作業時間を約20分の1にまで削減することが可能になるほか、荷物データを元にした倉庫管理の効率化やトラックの積載率向上、配送料金の算出や梱包コストの削減などの物流DXの推進に、「Logi measure」で取得した荷物データを活用することができる。

このほど提供を開始した「Logi measure」は、スマートフォンで撮影した荷物のサイズの計測と荷物情報の読み取りが自動でできる荷物情報収集AIアプリケーション。スマートフォンで撮影するだけで荷物サイズを瞬時に計測できるうえ、荷物に記載されたバーコードを読み取ることで、荷物の中身や重量などあらかじめ記録されたデータを読み取り、従来約1分ほどかかっていた荷物情報の収集業務を最短約3秒で完結できる。配送業務において大きな負担となっていた作業の手間の削減に貢献する。



計測対象は一辺10cm~70cmの直方体の荷物で、三辺合計の実物対比で95%以上の精度で計測できる「サイズ計測機能」のほか、「バーコード読み取り機能」「計測結果閲覧機能」「計測結果のCSV出力機能」を備える。利用料金は月額15万円からとなる。



要望に応じて、企業で使用しているデータ管理システムとの連携も可能。「Logi measure」で取得した各荷物のサイズや重量などの情報をもとに、倉庫やトラックにどの程度積み込むことが可能か事前に予測することができ、倉庫管理の効率化やトラックの積載率向上につながるほか、配送料金の算出や適正な梱包による梱包コストの削減など、荷物データを基盤にしたDXの推進を支援するとしている。

物流業界への「Logi measure」のサービス導入を進めるとともに、今後は計測可能対象の拡大を予定している。



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