2021.09.29

スタッフDXアプリ「STAFF START」、年間流通総額は1200億円突破 5周年のデータ公開、スタッフ10万人超が活用

バニッシュ・スタンダードは9月29日、スタッフDXのアプリケーションサービス「STAFF START(スタッフスタート)」がサービス開始から5周年を迎えたことを記念し、5年間を振り返るインフォグラフィックを公開した。2020年9月から2021年8月の年間流通総額(「STAFF START」で作成されたコンテンツ経由売上)は1200億円を突破。2021年9月現在、利用ブランド数は1600以上、「STAFF START」を利用するスタッフ数は10万人を超えている。スタッフ1人あたりの最高月間売上は1億円にのぼり、アパレル業界に留まらず、食品や雑貨、サービス業など多様な業界でも導入が進んでいることを示した。

【<画像5点>スタッフの最高売上データなどはこちら】

2016年9月にサービスを開始した「STAFF START」は、専用アプリを通じて店舗に所属するスタッフをDX化し、自社ECサイトやSNS上でのオンライン接客を可能にするStaff Techサービス。店舗スタッフによるコーディネート投稿やレビュー投稿などを通じ、オンラインで全国の顧客に向けた接客ができるほか、投稿を通じて生じた自社ECサイトの売り上げが可視化されるため、導入企業はスタッフ個人や店舗の評価につなげることができる。

サービス開始5周年を記念し、このほど公開したインフォグラフィックでは、さまざまなデータを紹介。サービス開始から5年目にあたる2020年9月~2021年8月に、「STAFF START」で作成されたコンテンツを経由した流通総額は1279億円、サービスを利用するブランド数は1600を超えた。「STAFF START」を活用するスタッフの数は10万人以上にのぼり、スタッフの月間個人売上の最高額は1億770万円となるなど、「STAFF START」によるオンライン接客はますます拡大。月間個人売上1000万円を達成したスタッフは218名と、多くのスタッフがオンライン接客で実績を残している。



「STAFF START」は、これまでアパレル企業による導入が中心だったが、アパレル業界での実績が評価され、コロナ禍以降、他業界への導入も進んでいる。2020年12月には、食品業界では初めて、ワイン専門商社の「エノテカ」にサービス提供を開始。2021年に入ってからは、ファッション雑貨専門店の「AWESOME STORE」、美容室経営の「apish」などにサービス提供を行っている。時計メーカーのカシオ計算機においては、7月の国内対応開始に続き、9月14日より初の海外対応も開始した。今後も家具や家電、スポーツ用品など、幅広い業界への導入を予定しているとした。

大手百貨店の「三越伊勢丹」でも、百貨店業界として初めて「STAFF START」の利用を開始。導入1カ月未満で、コーディネート写真経由のCVRが通常の「三越伊勢丹オンラインストア」の約1.8倍に伸長するなど、さまざまな成果が出ている。今後もますます小売・流通業界への導入が進む予定だという。

売上上位のスタッフが活躍する地域は、1位が愛知県、2位が埼玉県、3位が千葉県だった。従来、地方や郊外の店舗は都市部と比較し、来店客数の違いがあるため、高い売り上げを目指しにくいという課題があったが、店舗の立地に関わらず、全国の顧客に対して店舗スタッフがオンラインで接客できる「STAFF START」利用することで、自社ECサイトやSNSを通してオンライン接客ができるため、地方や郊外の店舗に所属するスタッフ、子育て中で時間に制約のある店舗スタッフも個人の接客力やセンスで全国にファンを広げることがでるとしている。

「STAFF START」の5周年インフォグラフィックは、専用Webページにて公開している。



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