2021.09.27

【データで分析!EC商戦】おせちECトップに聞く「拡大するおせちECの裏側」 2021年は『個食』『高級食材』がトレンド 

楽天市場のおせち市場は毎年2桁成長している


【Yahoo!ショッピング】

市場規模は楽天の1/2でも成長中


Nintのデータによると、2020年のYahoo!ショッピングにおけるおせちECの市場規模は、楽天市場の約2分の1に当たる、15億400万円だった。2019年比では、全体的にみると横ばいだったが、中には「Yahoo!ショッピングでの売り上げも伸びた」とする店舗もあった。



Yahoo!ショッピングでも、年間の売れ筋上位を占めるのは、「博多久松」や「板前魂」「小樽きたいち」など、楽天市場と同様の顔ぶれだ。

 久松では、「当社の売り上げとしては、楽天市場が一番大きく、販売開始当初から変わっていない。ただ、Yahoo!ショッピングやAmazon、自社サイトなど、それぞれ売り上げを伸ばしてきている」(同)としている。


市場拡大も新規参入で競争激化


おせちEC市場全体は拡大しているが、新規参入が増えているため、競争が激化しているという側面もあるようだ。

「板前魂」を運営するナカノモードエンタープライズでは、「おせち市場は昨年よりも参入が増え、業界自体は盛り上がっているが、激戦となっている。今年の売り上げは横ばいか微増を見込んでいる」(営業部門)としている。


※本記事で使用したデータは、Nintが提供するデータ分析サービス「Nint ECommerce」を活用して得た。「Nint ECommerce」では、楽天市場やアマゾン、ヤフーショッピングといった主要ECモールの分析が行える。ジャンルの売り上げや個別の商品の売り上げを分析できるだけでなく、ショップごとの売り上げや、出店店舗別の広告の出稿状況のデータも収集できる。モール内のジャンルごとのトレンドや、競合他店の売れ筋商品の変化、広告出稿状況を分析することが可能だ。

Nint ECommerce→https://www.nint.jp/ec/




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