2021.09.26

ECサイト「SILK FOOD」、食用蚕を広める 「チップス」が主力商品

ペーストとパウダーで商品開発を行う

昆虫食業界では現在、コオロギの配合が主流となっている。かいこを主とする昆虫食企業は、同社以外にほとんどないという。「かいこは『シルク』という形で、日本人にも馴染みが深い。受け入れられやすい商品になると思う」(同)と話す。「また雑食であるコオロギと比べ、かいこは草食だ。世界規模で大量に生産されているキャッサバの葉を食べるため、今後も継続的に生産できる」(同)とも話す。

かいこは風味でもコオロギと差別化ができるという。コオロギは甲殻類に近い風味がするのに対し、かいこはナッツなどの豆に近い風味がするのだという。植物系の風味でありながらも、大豆などよりも必須アミノ酸が多く含まれているのも特徴だとしている。

「まずはコオロギのように、かいこの認知を拡大させていきたい。自社による商品開発を優先的に進めていく。9月からは、大手企業を中心に、原料の売り込みも積極的に進めている。コラボ商品の開発や、卸も視野に入れつつ、需要を拡大させていきたい」(同)と話している。


「SILK FOOD」
https://silkfood.shop/



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