2021.09.14

【記者コラム】大きな表記にする重要性

久しぶりのコラムは、最近の出来事として、表記や表示を大きくすることが大事だと、改めて気付づいたことです。

私が、毎朝必ず行くコンビニエンスストアでの話。いつものようにコーヒーを買い、抽出機の前に移動すると、大量にコーヒーを購入している作業着姿の職人さんがいました。「現場の仲間たちへ渡すものかな。優しい職人さんだな」と思いつつ、後ろで待っていると、「兄ちゃん先いいよ! これ、時間かかるから」。こう言っていただき、順番をゆずってもらいました。

その時、職人さんが手に持っていたのは、通常のコーヒーとは違う、少し高いコーヒー。この高いコーヒーは、抽出できる機械が限られ、店内に設置してある機械全てに対応しているわけではありません。職人さんは、流れ作業なのか、通常のコーヒーしかでない機械で、その高いコーヒーを抽出していました。

そんな光景を見て、思わず「おじさん、この機械じゃ、そのコーヒーの味は出ませんよ。こっちです」と伝えました。すると、職人さんは「あれ?だってここに書いてあるよ。あ!これできないのか!」。初めて気づいたようです。

この時、職人さんは7つほど高いコーヒーを購入していて、すでに4つを通常のコーヒーで抽出していました。職人さんと少し会話を挟み、最後は「ドンマイっす」と伝えました。

この原因を調べようと機械の周りを見てみると、高いコーヒーは〈こちら〉と書いてあるが、表記が小さいものでした。高いコーヒーが出ない機械にも、紛らわしく、高いコーヒーに対応しているようなマークが記されていましたが、よく見ると、そのシールは〈出ない〉という内容の表示でした。

職人さんは、店員さんと仲良く話している様子から、おそらく常連だろうと思われます。この出来事以降、職人さんとはここで会っていませんが、間違えないで利用しているのか、チェックしたいものです。こうした小さな出来事に目を向けて、学びを得ている今日この頃です。



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