2021.09.14

【新機能追加】エンタメEC構築のNo.1プラットフォーム目指す「Groobee」の戦略を聞く

BEENOS エンターテインメントDivision 玉谷芳和氏


BEENOSの連結子会社で、エンターテインメント(エンタメ)産業のDXを支援するBEENOS Entertainmentは9月8日、エンタメに特化したEC構築プラットフォーム「「Groobee」(グルービー)」において、オリジナルグッズを製造・販売できる機能「オンデマンドグッズ製造サービス」β版の提供を開始した。グッズ制作の課題であった在庫リスクや機会ロスを解消できる機能として注目を集めている。今後も機能を拡充し、エンタメEC構築のNo.1プラットフォームを目指すBEENOS エンターテインメントDivision 玉谷芳和氏に、今回の新機能の強みや今後の戦略について聞いた。



――「オンデマンドグッズ製造サービス」とは?

「オンデマンドグッズ製造サービス」は、エンタメに特化したEC構築プラットフォーム「Groobee」で開設したECサイトに導入できる新機能。この機能を導入すると、サイトを利用するファンが数百種類のアイテムに、EC運営企業が用意したスタンプを自在に配置し、好きなデザインのグッズを作成して、購入できるようになる。商品はBEENOS Entertainment管轄の工場で製造し、購入者へ出荷するため、EC運営企業は手間なくオンデマンドでデザインできるグッズを販売することが可能になる。


「オンデマンドグッズ製造サービス」の利用イメージ


――新機能提供の狙いは?

「Groobee」ではECサイトを立ち上げて終わりではなく、エンタメ企業の収益最大化を目指している。エンタメ企業にとってグッズは大きな収益源になっている。ただ、私もMDの経験があるから分かるが、グッズを企画して販売するまでには数多くの工程があり、販売後もすぐに売り切れてしまったり、逆に売れ残って在庫の管理や処理に追われてしまったりするリスクがある。

こうした課題やリスクをシステムで解決できないか、と考えて今回の機能開発に至った。オンデマンドのサービスであり、製造を当社で請け負うことで、エンタメ企業は在庫を抱えず、売り切れの心配をすることなく、ファンの期待に応えることができる。

コロナ禍でECのニーズが高まる中、エンタメに特化したECプラットフォームとして、ファンの方が喜ぶ面白い買い方、見せ方、PRができる手法を提供したいという思いもあった。エンタメ企業が提供するスタンプを生かして、ファンが自由にデザインできる機能は面白いと思う。


ファンが自由にデザインできる

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