2021.09.14

【新機能追加】エンタメEC構築のNo.1プラットフォーム目指す「Groobee」の戦略を聞く

BEENOS エンターテインメントDivision 玉谷芳和氏


数百種類のアイテムをラインアップ


――他社のサービスとの違いは?

オンデマンドでグッズを製造・販売できるサービスでは、アーティストがプラットフォームに出店して販売できるサービスもあるが、当社のサービスはアーティストやコンテンツホルダーの公式ECサイトで、オンデマンドグッズ販売サービスを提供できる。自由にデザインできる点も他社と異なる点だと思う。

現在はβ版なのでまだアイテムのラインアップが少ないが、正式版のリリース時には数百種類のアイテムに対応する予定だ。他サービスだとTシャツやタオル、缶バッチ、ステッカーなどしか対応していないケースがある。Tシャツでもキッズサイズやポケット付きなどに対応し、スマホケースやネイルチップまで用意できる。単価も安く設定している。グッズ販売が「Groobee」のメインサービスではないので、安価に設定できている。


デザインできるアイテムは数百種類

注文からお客さまの手元に届くまでのスピードも違う。「お届けに2週間掛かります」というサービスもあるが、「Groobee」と製造工場のシステムを連携させることで、注文が入った瞬間に入稿データを飛ばし、翌日には製造を完了し、出荷できる。アイテムによっては翌日出荷に対応できないものもあるが、Tシャツなどはそのスピード感でいける。


――多くのエンタメ企業が「Groobee」を採用している理由は?

エンタメ業界でも、①アニメ・コンテンツ系 ②歌手やアイドルなどアーティスト系 ③モデルやYoutuber、Vtuberなどのインフルエンサー系ーーの3分野が主な対象となっているが、他の分野でもニーズがあればサービスを提供していく。すでにアパレルや雑貨のECサイトを「Groobee」で構築しようとしているブランドもある。

これまでに「Groobee」を導入した企業からは、「越境EC対応に強い」「ECの運用まで丸っとお願いできる」「エンタメに特化した機能がそろっている」などが導入の決め手になったという声をいただいている。

「越境EC対応に強い」という点では、BEENOSグループで「国内越境EC 年間流通総額 No.1」(東京商工リサーチ調べ)を獲得している代理購入サービス「Buyee(バイイー)」を提供しており、グループのノウハウを活用できる点が強みになっている。


代理購入サービス「Buyee」が「国内越境EC 年間流通総額 No.1」に

「ECの運用まで丸っとお願いできる」という点では、グループにECを構築できるエンジニアもいれば、バナーや商品画像を制作できるクリエイティブチーム、商品登録を行うスタッフ、カスタマーサポートや物流、海外対応のリソースもある。ワンストップでエンタメ企業の収益の最大化をサポートできる。

「エンタメに特化した機能がそろっている」という点では、今回の「オンデマンドグッズ製造サービス」もそうだが、他にも「narabee(ナラビー)」というイベント物販で並ばずに商品を買うことができるソリューションなどエンタメ企業に役立つサービスを提供している。

まだ詳細は言えないが、今後もエンタメ企業にニーズがある機能をリリースする予定だ。ECサイトを構築するサービスは数多くあるが、「エンタメなら『Groobee』だよね」と皆さんに思ってもらえるところまで早期に持っていきたい。



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