2020.03.30

Allbirds、ディカプリオも出資する米D2Cブランドが日本向けECを開始 30日間返品・交換無料で

「Allbirds」がECサイトを開設

米・サンフランシスコ発のD2Cシューズブランド「Allbirds(オールバーズ)」を日本で展開するAllbirds合同会社は3月30日、日本向けのECサイトを4月1日に開設すると発表した。レオナルド・ディカプリオ氏が投資し、米国のニュース誌が「世界一快適な靴」と評した注目のD2Cブランドが日本展開を加速している。今年1月に東京・原宿に開設したリアル店舗はグローバルでトップの売り上げを上げている。日本でも人気が高まっている「世界一快適な靴」を、30日間返品・交換無料のECサイトを通して日本中の消費者に販売する。


「Allbirds」日本のキーマンにインタビュー!4月2日にこのウェブメディアに掲載します

蓑輪光浩マーケティングディレクター(写真左)と石井孝憲ECシニアマネージャー


ECサイトでは、人気モデル「Wool Runners(ウールランナー)」や、ユーカリの木の繊維を使用したメッシュ構造の「Tree Runners(ツリーランナー)」など、全14シリーズをラインアップする。「Allbirds」のサステイナブルな素材へのこだわりや快適性のヒミツに関する解説も掲載する。送料無料で商品を配送し、ライブチャットでの問い合わせ対応も準備しているという。


スマホサイトのインターフェイス

「Allbirds」はサッカーの元ニュージーランド代表のティム・ブラウン氏とバイオテクノロジーの専門家であるジョーイ・ズウィリンジャー氏が2016年にサンフランシスコで立ち上げたブランド。長年スニーカーを愛用してきたティム氏が、大きなロゴや目立つ色、そしてケミカルな素材といった従来のスニーカーのあり方に疑問を持ち、ニュージーランドのメリノウールに着目して開発を計画。ティム氏は素材のスペシャリストであるジョーイ氏とタッグを組むことで、快適性とサステイナビリティ、デザイン性を兼ね備えた「Allbirds」を誕生させた。


ティム・ブラウン氏(写真左)とジョーイ・ズウィリンジャー氏

サステナブルなコンセプトやデザイン性は、シリコンバレーで支持を集めた。その後、アカデミー賞の受賞経験もあり環境活動家でもあるレオナルド・ディカプリオ氏が投資をするなど、その評価は世界中に広まっていったという。

日本には今年1月、リアル店舗を開設した。起業家やIT業界の人を始め、感度の高い消費者が来店し、オープン当初は連日、列ができた。4月1日にECサイトを開設し、より多くの消費者が「Allbirds」を購入できる環境を整え、さらに販売を促進する。


東京・原宿に開設したリアル店舗


「Allbirds」(ECサイトは4月1日オープン)

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