2020.03.31

楽天モバイル、学校を高速通信化する「GIGAスクール構想支援プラン」発表 全国の小・中・高が対象

千葉県千葉市の熊谷俊人市長(写真左)と楽天モバイルの山田善久社長

楽天モバイルは3月30日、全国の国公私立の小学校、中学校、高校などを対象にした「GIGAスクール構想支援プラン」を発表し、申し込みの受付を開始した。文部科学省が提唱する「GIGAスクール構想」に対応するプランとなり、文部科学省と協議の上、提供を決定した。

文部科学省は2019年12月に児童生徒向けに1人1台の学習用端末と、校内における高速大容量の通信ネットワークを一体的に整備する「GIGAスクール構想」を発表している。この趣旨に賛同して提供が決まった「GIGAスクール構想支援プラン」は、楽天モバイルの基地局を学校の敷地内に設置をした場合、学校までの光回線を原則として無償で提供し、校内通信ネットワークのために活用できるというもの。

申し込み受付開始に先駆けた第一弾として、千葉県千葉市と同プランの提供に関する協定書を締結。千葉市内の各学校における通信ネットワークの環境整備や、将来的には5Gを生かした先進的な教育環境の実現に向けて支援することを決定している。さらに静岡県浜松市を始め、各地方公共団体や学校法人との協議を進め、提供を順次拡大するとしている。

同プランの提供により、高速な校内通信ネットワークの構築や先進的な教育環境の提供等への一助となることを見込んでいる。また楽天モバイルの基地局を各学校に設置することにより、地域住民の通信環境の向上だけでなく、災害などの緊急時にもつながりやすい通信環境の実現を目指すとしている。

RECOMMEND合わせて読みたい

RELATED関連する記事

RANKING人気記事