2021.09.06

【「Bカート」導入事例】東京日産コンピュータシステム、低コスト、使いやすさ魅力

東京日産コンピュータシステムは、1982年に「東京日産自動車販売株式会社」の事業部門として日本アイ・ビー・エム初の特約店事業を開始し、1989年に現在の会社へ分社した。以来、日産自動車はじめ、他の自動車メーカーや自動車部品サプライヤー、自動車ディーラー、重工業、建設・建材、化学メーカーなど大手製造業を顧客層とし、顧客の未来を考えビジネスを共創するICTソリューション企業として、企業向けの運用管理つきITサービスであるTCSマネージドサービスを提供。ハイブリッドクラウドとアプリケーション開発・運用保守を含めた、ビジネスプラットフォーム全体をTCSマネージド・プラットフォーム・サービスとして提供、また、全国に存在するお客さまのニーズに対し、便利さやお得感を提供するソリューションとしてITteI(イッテ)など、新しいサービスも続々と展開している。

2003年に、ウェブ受発注システム「タスかる OFFICE NET」を立ち上げた。きっかけは、取引先である日産自動車とその部品を発注するサプライヤーをつなぐサポートを構築する中で、日産自動車へ納品するための「納品書(JAMA用紙)」を受発注できる仕組みが必要だった。

この「納品書」は、日本自動車工業会がフォーマットを指定。当時、サプライヤーが1000社ほどあったため、社員数100人弱では、FAXや電話などの受注では負担が大きく、ウェブ受注をできるようにして生産性を高めることが狙いだったという。


今年1月にBカート導入


受注サイトでは、年々取り扱い商品が増える中で、アイテム数の絞り込みを実施。さらに、サイトの利便性を高めることを目的に今年1月、受発注システムの刷新に伴い、BtoB-EC専用カート「Bカート」を提供するDaiを導入した。

刷新にあたっては、自社開発や数社のカートを比較検討した。「Bカート」を選んだのは、低い導入コストが魅力だったことに加え、本格導入前に「トライアル検証」で運用のイメージを確認できる点が決め手だったという。

実際に運用する社員にウェブサイトに関する特別な知識がなくても、マニュアルが整っている点に加え、画像や動画による説明で解決できたという。顧客情報やデータベース、デザインなどが即時に変更ができるほか、経営陣からの改善要請にも柔軟に対応できる点も大きな魅力だったとしている。

「ウェブサイトへの経営陣の期待感が高い」(経営管理本部・業務グループ・担当課長・中根啓太氏)とのことから、取引先限定のクローズサイトから今後はオープンサイト化を目指す。決済手段を増やすほか、会員登録すれば利用できるBtoB-ECサイトへの拡充を図る。また、物販だけではなく、自社のサービスに関する受付窓口をなるようなサイト作りを目指す。中根氏は「既存顧客の利便性を維持しながら、新規顧客を開拓することを目指していきたい」と話している。


【「Bカート」サービス概要】
「Bカート」は、BtoBの受発注業務をEC化するクラウドサービス。BtoB特有のさまざまな商習慣に標準対応している。カスタマイズが不要ですぐに利用できる。中小企業から上場企業まで、1000社以上の導入実績がある。現在35万を超える事業者がBカートで発注を行っている。月額9800円から即日スモールスタートすることができる。



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