2021.09.04

サインウェーブ、ペン型辞書「NazoritAI Pro」でEC本格開始 文字なぞって単語や文章を翻訳

テレビCMには「マヂカルラブリー」を起用

音声技術を活用した語学アプリの開発を手掛けるサインウェーブは今年2月、開発したペン型スキャナー辞書の販売を開始した。同商品の販売を契機に物販EC事業を本格展開していく。

同社は2010年の創業後、所属する音声技術エンジニアの知見を生かし、「音」にこだわった各種サービスを展開している。音声認識や発音の採点にも対応する英語学習アプリは、教育現場にも広く採用されている。

ノウハウを活用した物販分野での新事業として、2月にはペン型スキャナー辞書「NazoritAI Pro(ナゾリタイ プロ)」の販売を開始した。


「NazoritAI Pro」を販売

「NazoritAI Pro」は、文字をなぞってスキャンすることで、単語や文章の翻訳を行う学習機器。英語と日本語の相互翻訳に対応している。マイクも搭載しており、AI(人工知能)が高精度な音声翻訳と読み上げを行う。価格は2万9700円(税込)。

「生涯学習の補助や書籍の英字翻訳など、幅広いシーンで活用できる」(赤池雅光代表)と強みを話す。

7月には、お笑い芸人の「マヂカルラブリー」を起用したテレビCMを関東圏で実施するなど、露出も強めている。

学生をメインターゲットにしたエントリーモデル「NazoritAI for School(フォースクール)」の販売も開始した。価格を1万9800円(税込)に設定し、通学時や自宅での英語学習ツールとして訴求していく。

現在は自社ECサイトやモールを中心に販路を持つ。今後、家電量販店などにも販売網を広げていく計画だ。「電子辞書に代わる語学学習ツールとして、市場を開拓していきたい。販売目標は100万本」(同)と意気込みを述べる。


「サインウェーブ」
https://www.sinewave.co.jp/shop




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