2021.09.01

【インタビュー】GMO‐PG 松山氏 × マクニカネットワークス 恒川氏「ECの健全発展のため不正防止サービスの認知向上を」

マクニカネットワークス 第2営業統括部 第7部 第2課 課長代理 恒川雅俊氏(左)、GMOペイメントゲートウェイ イノベーション・パートナーズ本部戦略営業統括部 イノベーション戦略部 松山佳子氏(右)


GMOペイメントゲートウェイ(GMO‐PG)は、セキュリティー対策ソリューションを提供するマクニカネットワークスとSift’Inc.(シフト社)の機械学習を活用したクレジットカード決済不正防止サービス「Siftデジタルトラスト&セーフティスイート(SaaS)」(シフト)に関する代理店契約を締結し、「不正防止サービス(Sift)」としてEC事業者を中心に提供している。GMO‐PGの松山佳子氏とマクニカネットワークスの恒川雅俊氏にシフトの有用性やECのセキュリティー事情について聞いた。


――GMO‐PGのセキュリティーに関する取り組みは?

松山:加盟店に対して適宜、セキュリティーに対する啓発を実施している。またセキュリティーツールの提供にも力を入れている。例えば「3Dセキュア」や「不正防止サービス(ReD)」などのクレジットカード不正使用の対策ツールは、加盟店の業態・業種や規模により最適なものが異なるため、拡充に努めている。「シフト」は、分析機能が多く、開発チームからの支持もあり、新たなセキュリティツールとして加えることにした。


GMOペイメントゲートウェイ イノベーション パートナーズ本部戦略営業統括部 イノベーション戦略部 松山佳子氏

――コロナ禍のEC業界におけるセキュリティー事情について。


恒川:コロナ禍でECに新規参入する事業者が増えたことに伴い、セキュリティーをどう選べばいいのかという相談が増えた。ECの取引が増えれば増えるほど、不正注文が比例して増える傾向にある。具体的には、アカウント不正やダークウェブ、なりすましなどが目立つ。とくに、スニーカーやファッション系の転売を狙ったような案件がコロナ禍で増えた。

――不正防止サービス「シフト」の概要について聞きたい。

恒川:地理情報やページ遷移、アクセス時間、デバイス情報などについて不正ルールを設定し、不審なクレジットカード取引を識別・通知するセキュリティーサービスだ。不正利用の手法に対するルールの最適化をAI(人工知能)や機械学習の技術を活用し、不正と判断した取引やチャージバック情報のフィードバックにより自動で行うのが最大の特徴だ。

ECサイトやモバイルアプリに「シフト」のJavaScriptやAPIを埋め込み連携させることで簡単に実装できる。対策の実施内容は管理画面上で確認できる。そのため、不正防止の対策の導入や運用のハードルが下げられる。

ユーザーの認証を必要とするセキュリティー対策もあるが、「シフト」の場合は、ユーザーに新たな認証をすることもない。

ITリテラシーの高い攻撃に対して機会学習を活用した対策は有用だ。機械学習が最も適した領域が不正検知だと言われている。素早くリアルタイムに膨大な情報を的確に処理できる点も強みだ。


マクニカネットワークス 第2営業統括部 第7部 第2課 課長代理 恒川雅俊氏

――導入先の事例について聞きたい。

恒川:吉野家様が運営するECサイトでは、コロナ禍で受注が増える中で、不正注文が増加しており、大きな課題となっていた。導入後は、不正を90%防止したことに加え、不正取引を確認する1日当たりの作業時間を30分程度に減らすことができた。仮に不正が出たとしても、取引情報のフィードバックにより自動的に学習させることで、即時防止をすることができている。
 
――GMO‐PGの今後の展望については?

松山:一定の不正注文があることは認識しつつも、防止できる対策ツールを知らず、当社が対策ツールを提案することで初めて知る担当者も多い。ECの健全な発展のために認知を広げていくことが重要だと感じている。

「シフト」の導入に当たって当社を経由するメリットとしては、決済サービスとセキュリティーツールを一括導入できること、またコスト面においてもリーズナブルに利用ができるものと考えている。

当社としては、決済サービスの提供だけでなく、総合的にお客さまをご支援していきたい。


「GMOペイメントゲートウェイ」
https://www.gmo-pg.com/





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